今月は、リスナーの皆さんのご質問にフェアリー・テイルのブライダルプロデューサーがお答えしています。
今週は新婦リスナーさんからのご質問です。

「友人の余興は、内輪盛り上がりになりがちです。新郎新婦側が仕掛ける演出は、時に自己満足気味です。会場全体が一体化できるような、みんなで盛り上がる演出はないですか？」

フェアリー・テイルのブライダルプロデューサーが、ウエディングの進行を考える際、一番大切にしていることです。
新婦リスナーさんのご指摘の通り、友人の余興は、登場する友人たちそれぞれの普段の性格や個性を知っている仲間たちの間では、盛り上がります。
また、キャンドルサービスや派手な仕掛けの入退場シーンなど、新郎新婦の行う演出の場合、新郎新婦本人が満足するようなものになりがちですね。
出席くださっているゲスト皆さんに喜んでいただけるような「参加型」演出を心がけています。
「参加型」演出を体験くださると、ゲストの皆さんにも感動していただくことができるのです。

↑3月にアルファあなぶきホール（旧香川県民ホール）で行ったウエディングです。
会場中に「桜」を咲かせました。季節感あるウエディングテーマです。
ゲストの皆さんもお花見気分で楽しんでいただけるように、テーブルのレイアウトも新郎新婦をゲストが囲むようなものにしました。

↑「桜」をウエディングテーマにしたパーティー。新郎新婦のお色直し入場前に、ゲストの皆さんに花道を作ってもらいました。その際、ゲスト全員にシャボン玉を配って、「新郎新婦が花道を通る際にはシャボン玉を吹いてくださ～い」と周知しておきました。年齢に関係なく、童心にかえって必死でシャボン玉を吹く練習をしてくださいます。

↑そこに登場した新郎新婦。お色直しの衣装は、もちろん桜のモチーフが施された桜色のドレス。
シャボン玉を手にしたゲストの皆さんが楽しんでくださる様子をみて、新郎新婦も祝福を実感します。

↑「みんなで盛り上がりたいから」という新郎新婦のご要望で、沖縄民謡のシンガーさんを招きました。

↑シンガーさんのリードに合わせて「花」をみんなで大合唱！
歌詞カードも配りました。

↑会場内に新郎新婦を中心にした大きな輪が自然と出来上がりました。
みんな肩を組み合って大合唱です。

↑沖縄民謡に合わせて、遂に踊りまでスタートしてしまいました。
外国のウエディングでは、必ず生演奏とダンスで賑わいますが、なかなか日本人はシャイなので総立ちでダンスをすることに躊躇してしまいがちです。
流れができていたので、年配の方も若いご友人の方もみんな踊りました。
新郎新婦の希望通り「みんなで大盛り上がり」です。

↑思わず、感動の新婦、多恵子さん。

↑ウエディングのラストシーンは、キャンドルで締めくくられます。
キャンドルサービスはご存知だと思いますが、キャンドルサービスだとゲストの皆さんは参加できない演出です。

↑このキャンドルの演出では、ゲストの皆さんが、新郎新婦にメッセージを贈りながら、未完成のメインキャンドルを仕上げてくださるのです。

↑ラストは新郎新婦それぞれのご両親です。

↑ゲストの皆さんが作ってくれたメインキャンドルに新郎新婦が点火です。
ゲストから祝福がたくさん詰まったキャンドルだからこそ、お二人の点火にも意味がありますよね！？

フェアリー・テイルのブライダルプロデューサーは、こう心がけています。
私たちが、演出を作るのではない。お二人の普段のお付き合いや人柄が、ゲストみんなを巻き込んで感動を作っているのです。そのきっかけを私たちがほんの少し用意するだけ。
みんなで盛り上がる結婚式は、やっぱりステキです！