結婚式のマナー<服装編>(09年4月9日オンエア)
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柏原 「今月のウエディングフレンズは、結婚式のゲストが知りたいと思っているいろんな疑問を解決しよう!月間なんですが、第2週目はウエディングパーティーに招待された時の「服装」について考えていきましょう!」 |
柏原 「結婚式の服装を考えるときに基準にしたいことは?」 |
多田 「服装を考える上で、ウエディングパーティーが行われる時間も関係してきます。昼間に行われるパーティーの場合、できるだけ肌の露出はおさえた装いがマナーです。特に教会や神社など正式な場所では肩を出した格好はNGなので、ストールなど羽織物を合わせたり、お勧めなのが、グローブ(手袋)!肌の露出防止に使えます。 夕方以降、夜に行われるウエディングパーティーの場合は、袖なしなど肌の露出はOKです。ドレスもロングドレスが正式とされています」 |
柏原 「結婚式の服装を考える時に気をつけることは?」 |
多田 「新郎新婦よりも控えめに、かつ華やかに。あくまでも主役は新郎新婦ですので、新郎新婦よりも目立たない服装でありつつ、礼儀としてドレスアップして出ていただきたいですね。 それから、小物について気をつけていただきたいことがありまして、まず女性が持つバックについて、よく結婚式でブランド物の大型のバックやビジネス使用のものを持っている方がいるんですが、これはNGです。パーティーバックは化粧品が入る程度の小ぶりなものです。あと、帽子や手袋をしている場合、女性はパーティー会場で外す必要はありません。むしろ、昼間は正装とされてるんですよ」 |
柏原 「服装の色味は黒より明るめのほうがいい?」 |
多田 「花嫁さんの色である白を避けると言うのは常識ですが、だからと言って、黒一色になってしまうのも考え物。黒のドレスを着る場合はストールやコサージュなど小物で色を入れて、黒一色にならないように。男性の場合も、黒ベースのネクタイは避けた方がいいと思います。華やかな衣装、ということで言えば、ご友人や兄弟が振袖着られていたりすると会場全体がパッと明るくなっていいですよね」 |
柏原 「確かに着物って素敵ですよね~振袖以外にも結婚式の場に来て行くとしたらどんなものがありますか?」 |
多田 「まず、留袖。黒留袖はご両親や仲人、おば、おばあ様などが着ます。おば、おばあ様であれば、色留袖でもOKですよ。他には訪問着も礼装として着ていただけますし、付け下げの場合は帯を変わり結びにしてやることでパーティー仕様になりますね」 |
柏原 「ご両親の衣装はやはりお母様だったら留袖、お父様だったら、紋服にしないとダメなんでしょうか?」 |
多田 「必ずしも、留袖と紋服でないといけないわけではありません。ただ、ご両家で格は揃えていただきたいです。例えば、新郎側お母様が留袖、新婦側がドレス、とならないように。どちらかが留袖を着るのであれば、ご両家留袖で揃えて下さい。 また、あまりに略式だと、ゲストに対して失礼になります。特に、花嫁さんと一緒にバージンロードを歩くお父様は略式ではなく、ぜひモーニングを着ていただきたいですね」 |
柏原 「結婚式も出席し、2次会も出席する場合、服装は変えたほうがいい?」 |
多田 「結婚式終わりですぐに二次会に移る場合は着替えるのも難しいですよね。そういう場合、小物を変えるだけでも、雰囲気が変わるのではないでしょうか?女性なら、羽織っていたショールを外す、とか、男性ならネクタイを外して、代わりにアスコットタイを使う・・・とか。アスコットタイは首元に直接巻いて、クシュッとさせてシャツの中に入れれば、二次会っぽくオシャレに仕上がりますよ」 |
柏原 「『平服』でお越しください...という場合はどんな服装が適している?」 |
多田 「『正礼装でなくても構わない』という意味で、決して『普段着でいいですよ』という意味ではありません。ロングドレスやタキシードなどいかにもパーティー向けの装いだと浮いてしまう可能性がありますが、よそゆきの格好でしっかりオシャレして出かけて下さい」 |
柏原 「なるほど~」 |
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