結婚式のマナー<お祝い編>(09年4月16日オンエア)
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柏原 「今月のウエディングフレンズは、結婚式のゲストが知りたいと思っているいろんな疑問を解決しよう!月間です。 第3週目の今日は『お祝い』について考えていきましょう!」 |
柏原 「まず、一番頭を悩ますところが、お祝いの額をどれくらいにするかということだと思いますが、結婚式に出席する際にお包みする金額の相場は?」 |
多田 「ご友人の場合は3万円が一般的。親族や職場の方の場合、新郎新婦との関係や、ご祝儀を包む側の地位や年齢、によっても変わってきます。夫婦でご出席される場合は倍と考えたらいいと思います。金額を考える上で、偶数は2で割り切れてしますので、縁起が悪いとされています。ただし、『2』は=『ペア』『夫婦』を連想させるので、良しとされていますが、2万円を包む場合は、1万円と五千円2枚にし、枚数を奇数にすると良いですね。偶数でも、『8』は末広がりを表すのでOKとされていますし、『9』は『苦』を連想させるので避けます」 |
柏原 「会費制の二次会にお呼ばれしたときに、別のお祝いをもっていったほうがいいのでしょうか?」 |
多田 「自分が結婚している場合、逆に自分の時にいくら頂いたか?を考えるといいですね。例えば、自分の時に3万円いただいていた時・・・二次会の会費が5~6千円だったら、会費とは別に2万円を包む、とか、会費が1万5千円だった場合は別に1万円を包むとか」 |
柏原 「結婚式やウエディングパーティに出席しないが結婚祝いを贈りたい時は? そのとき、品物がいいのか、お金がいいのか?」 |
多田 「結婚式に出席しない場合は出席する場合の半額程度と考えていただくといいですね。親しい間柄なら、現金ではなく心を込めたお祝いの品物を選んでもいいと思います。あらかじめ新郎新婦にリクエストを出しておき、ふたりの希望する品物をプレゼントしても喜ばれるのではないでしょうか」 |
柏原 「ご祝儀袋を選ぶ際のポイントは?」 |
多田 「結婚式には金銀か赤白の水引の『結び切り』という結び方の祝儀袋を使います。『結び切り』には、固く結ばれ解けないので、二度と使わないようにという意味が含まれます。そもそも、のしは繰り返し使うものとされており、二度とあってはならない場合にはそこで使うことで最後にする。むしろ何度あっても良い慶び事に使った場合は、縁起をかつぐため繰り返し使いますので、出産祝いや入学祝など婚礼以外の一般的なお祝いはほどいて何度でも結びなおせる『蝶結び』が使われるんですよ。
それから、ご祝儀袋は入れるお祝いの額に見合ったものを選びます。一般的に、贈る金額が高いほど、ご祝儀袋のデザインも華やかなものが選ばれます。1~3万円であれば、結び切り、5万円以上になると、豪華なものを。お店で売っているご祝儀袋の場合、目安の金額が書かれているので、選ぶ時の参考になりますよ」 |
柏原 「結婚式に祝電を打ちたい。どんな文章を送ればいいのでしょうか?」 |
多田 「メッセージ文例を用いることもできますが、決まりきった言葉よりも、自分なりの言葉でのメッセージを送れば、更に想いが伝わると思います。結婚式では『重ね重ね』のような繰り返す言葉や『切る』『終わる』など縁起の良くない言葉などは使わない、とされていますが、あまり堅く考えすぎず、自分が感じるお祝いの気持ちをそのまま文字に託せば相手にも伝わりますよね。『自分の結婚式のときにどんなお祝いの言葉をかけてもらいたいか』が考える時のポイントですね」 |
柏原 「お祝いの気持ちを伝えるいいアイデアがあれば教えてください!」 |
多田 「祝電ではなく、お花を添えて手書きの手紙を贈る、というのはどうでしょうか? お花はその日の受付などにも飾ってもらえますし、結婚式の場合、早くから、日程は分かっている訳ですから、当日に間に合うように手書きのお手紙を書いて送れば更に気持ちが伝わるのでは?」 |
柏原 「なるほど~」 |
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