10年待った結婚。10日で結婚式させていただきました。
「結婚式は、
100組のカップルがいれば、100通り。
カップルの数だけ、ストーリーがある。」
とよく言われるが、
そんな薄っぺらい表現では足りないっ!!
結婚式は、
そのカップルの二人の"人となり"、
二人の"生き様"が映されている
と感じることすらあります。
つい先日のこと。
結婚式前日の最終確認打ち合わせの段階で、
すでに花嫁さんと大泣きしてしましました、私。
それほど、
『今日』を迎えていただけることに幸せを感じた
結婚式でした。
花嫁さんは43歳、ご長男が高校生。
お子さんが小さい頃から、お二人で生活されていました。
お仕事では責任あるポストに就いていらっしゃるため、
子育てと仕事・・そして毎日の生活、
それはそれは大変だったと思います。
今回結婚相手となった彼は、同じ職場の後輩。
実は、彼女本人は知りませんでしたが、
彼女の頑張りを陰ながらずっと一途に見守っていたそうです。
一方で、縁談があってもなかなか気乗りのしない彼。
息子の行く末を心配したご両親が、
ある時、真剣に尋ねたところ、
彼は、ご両親にこう答えたそうです。
「好きな人がいる。とても"一生懸命"に生きているひと。
何事にも"一生懸命"ゆえに、よそ見はしない。
だから、僕の気持ちには気づいてもらえないようだ。」と。
「それじゃ、うちに連れて来ればいい。
お子さんも一緒にご飯でも食べに来ればいい。
うちにも孫がおるから皆で遊んだらいい(^^)v」
と彼のご両親もおっしゃいました。
彼女は真剣に誘ってくださる彼に申し訳ないと、
一旦は、招待を受け入れ、彼のご実家に行くことを決めます。
ただ、心の中では
「私なんて・・・滅相もない。
一度お会いしてご両親にも丁重にお断りをしよう。
きっと、ご両親だって会えば、
私を嫌がるかもしれない」
そんなことを思いながら、ご長男も連れて彼の実家に
出向いたそうです。
なんと幸福なことに・・・、
彼女の思いは叶いませんでした。
彼のご両親やご家族は、もろ手を挙げて、彼女とご長男を
大歓迎☆☆!!!
ますます・・・!彼と彼のご両親は、彼女と彼女のご長男を
家族として迎えることを希望します。
相当、彼女は悩みました。
やはり一番大事にしたいのは、
「自分が育てる」と決めたご長男の気持ち。
数年後、彼がご長男の勉強相手になる機会がありました。
それから、なんとなく3人の行動が増えたそうです。
「それが、流れだったんだと思います」
今だからこそ彼女は仰ります。
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いよいよ・・・かたまってきました。
「さあ!結婚式どうしましょ?」
7月末、突然、彼のお母様からご連絡いただきました。
お母様)
「お盆までに・・・8月10日に結婚式。
結婚式がしたいんじゃけど
どこに行っても出来ん、って言われて・・・。」
フジタ)
「ご事情がありますね?」
お母様)
「待ち望んだお嫁さんが、息子さん連れて
うちの家族になってくれるって。
だから、早い方がええ、お盆に仏さんが帰ってくるまでに。」
フジタ)
「わかりました☆ どうにかします!(^^)!」
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7月30日からスタートした!!
『10年待った結婚式』プロジェクト!
打ち合わせ2日、
プランニング2日間、
アイテム手配に3日間、
フェアリー・テイルの社内は、大騒動!!(笑)
スタッフ皆、休日返上で、
ネットワークさんとの交渉に奮闘しました(笑)
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10日間で仕込んだ結婚式、準備万端!!
ところが・・・前日に台風到来~~~。
だけどね!!(^_-)☆
ここからですよ~!!♪
結婚式は、
カップルの二人の"人となり"、
二人の"生き様"が映されていると
改めて・・・感じた瞬間。
翌朝に備えて結婚式会場の近くまで移動をお勧めし、
二人が住む小豆島を離れていただいた直後!!
ナント! フェリーを含む公共交通機関がストップ。
前日のうちに無事に会場近くに到着、
久しぶりに親族が一晩集えました☆
「挙式会場の神社と披露宴会場の移動、
台風の中では、とても大変だろう・・・。
披露宴会場に、挙式場が作れないか?」
私たちが披露宴会場に交渉を始めると、
ナント! 台風でほかの宴会がキャンセルになったと。
「会場が空いたので、使ってください」と☆
出雲大社高松分祠の宮司さんにも
「お社、ご神体の出張お願いできませんか?」
と交渉すると。
ナント!
「当初は、スケジュールが埋まっていたけど、
台風で予定がなくなったから、
出張しますよ、いいですよ(^_-)。
小降りの前日のうちに
荷物を運びましょう!!」と☆
急に結婚式の日程が決まったので、
夏休みの予定が入っていた親族の子どもたち。
ナント!
「台風で部活もなくなった、
みんなで朝から出席できるよ!」と。
従兄弟同士が大勢集合できました☆
他にもね・・・。
まだまだ・・・じつはここには書けない、
たくさんの☆幸せ☆が重なりました!!
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これは偶然?単なるラッキー?
いやいや違います。
お二人の"人となり"というか、
目の前にある現実に対する"気構え"
とでも、言うべきでしょうか?
花嫁さんがよい事をおっしゃりました、
「子どもの頃から、母から
『自分で生きてるんじゃない、
生かされている、って思いなさい。』
って言われてきたんです。
しんどくても、悪い事態が起こっても
その時、その瞬間に、生きる意味がある
って思っているんです!」
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そして!台風直撃の8月10日。
彼と、彼女とご長男が家族になりました。
当初は、
「花嫁衣裳なんて、とんでもない(@_@;)!!
ワタシ・・・。43歳ですよ~!!
高校生のお母さんですよ~(@_@;)。
息子が気持ち悪がるから、衣装は着ません。」
って言っていた彼女。
私の強引な勧めで衣装屋さんに出向いてもらいました。
「彼のね、彼のお母さんが
『この白い振袖があなたらしい、イイ♪』
って選んでくれました(*^_^*)」
「高校生のお母さんが花嫁」
とても素敵なお話でしょ?
43歳、いやいや・・・とても美し~い、キュートです!!
ほらね!!・・・
【☆フェアリー・テイル マジック☆】
かかった~!!
もはや、
「バツイチ婚」なんて言わせない、
いまや、
「〇(マル)ニ婚」です!!
~10年待った結婚。
10日で結婚式プランニングさせていただきました。~