【研修報告】人事院 国家公務員研修をさせていただきました(その①)
「ブライダルプロデューサーが講師を務める?!」
人事院 (国家公務員)
四国地区女性職員研修
の講師を務めさせていただきました。
研修タイトルは、
"思い"の力が未来を創る
~ これからキャリアデザイン~
☆ブライダルプロデューサーとして、
また創業社長として、
さまざまな困難に苦悩してきた経験が
少しでも地域の皆様のお役に立てれば・・・、
そういう思いでお手伝いさせていただきました。
今回の研修をお引き受けするにあたり、
17年間のブライダルプロデューサー、
そして経営者として【感覚的】な部分を
言語化し、体系化してみましたので、
ぜひ、ご紹介させていただきたいと思います。
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今回、当初から、ハードルが高いな~と思ったのは、
○四国エリア全域からご出席
(※地域性に特化した話をしても通じない、かもしれない。)
○組織がマチマチ
(※検察庁もあれば、ハローワークも、病院も。
お互いに「同僚」という意識はない、または持ちにくい。)
○職種がマチマチ
医師、税務官、検察官、少年保護官、一般事務職員・・・など。
(※「仕事」としてひとくくりにしにくい。
人に接する仕事もあれば、デスクワークに特化した職種もあり、
研修の結論を具体的な業務に落とし込みにくい)
○年齢がマチマチ
20代後半~40代と幅広い。
独身もいらしゃれば既婚者、子育て中のママもいらっしゃる。
(※生活の中の事例が共有しにくい)
○共通するのは『女性』であること。
私も含めて、働く『女性』であること。
(ワタシの本音は、
身体的性別は自然と意識することはありますが、
社会的性別(ジェンダー)は意識したことがないので、
働く上での、『女性』とか『男性』、ってあまり言いたくないんですが)
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今回の研修内容を、何度かに分けて、
こっそりご紹介いたします。
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■自己紹介(※一部)
改めまして、私、藤田徳子と申します。
生まれは、岡山県倉敷市。
大学卒業後、広告代理店に勤務しておりました。
結婚と同時に主人の転勤先の高松市に移り住んで、
それから早17年になります。
子どもは、小学5年生の長女と小学2年生の長男。
皆様と同じ働くママとして奮闘しています。
■創業の経緯
創業は今から16年前です。
自分の結婚の折に自分の思いが叶わない
旧態依然としたビジネススタイルに疑問と憤りを感じました。
傍からすると、華やかで最先端に見えたブライダル業界でしたが、
大名商売もはなはだしい(ごめんなさい)、
まさしくCSを無視した風土でした。
例えば、
「キャンドルサービス以外に何かもっとゲストに
サプライズを提供できる演出は無いのか?」
と尋ねると、
「皆様こうしていらっしゃいますから」と。
「遠方から駆けつけてくれるゲストに
両手いっぱいの引き出物はちょっと・・・?」
と尋ねると、
「皆様こうしていらっしゃいますから、
お宅だけ少ないと縁起がよくないのでは?」と。
花嫁の一日は
人生で最も美しく輝いていたいと思っていたのに
メイクやヘアの打ち合わせもなく、
結局当日、かつらのサイズがなんと合わない!!
「だから言ったことじゃない!」
・・・挙げればキリがありません。
他の業界では考えられない、
CSを無視した対応ですよね。
それが当時は、この業界では極当たり前でありました。
挙句の果てに
「無難に滞りなくというのが、結婚式です」だと~!!
それでも、私は、なんとか私流で抵抗してみました。
ウエディングテーマは、「ガラスの靴」。
シンデレラの靴は片方無くしてしまい、
王子様が届けてくれるところから、
シンデレラストーリーがスタートします。
そのストーリー通り、
両方そろった『ガラスの靴』を私のウエディングテーマにし、
披露宴の演出進行も
招待状もケーキも・・・。
何もかもシンデレラストーリーのテーマのもとに仕上げました。
実は!!この『ガラスの靴』。
現在の当社のロゴマークになっています。
女性の友人たちはもちろんのこと、
年配の来賓や親族たちにも大評判、
何より「あなたらしかった」と言われたことが
最高の褒め言葉でした。
そこで、ちょっと味をしめてしまったのですね。
普段、普通のOLをしていた私が、
花嫁という「非日常感」を存分に満足してしまいました。
私の経験が、すこしでも、
これから結婚する花嫁さんのお役に立てればと思い、
また、旧態依然たるブライダル業界に、
何か一石を投じたいと思い、
結婚後、欧米のブライダルプロデュースについて
勉強を始めました。
欧米では、
花嫁に代わって情報収集を行ったり、
豊富な知識のもとに業者間の交渉を行ったり、
また、当日は新郎新婦に成り代わって、
ゲストをもてなすホスト役をかって出たりするのが、
ブライダルプロデューサーの役割です。
また、センスよく会場やケーキなどをコーディネーションし、
専門業者を監督するディレクション業務も
大切なお仕事です。
私はよくこうお答えするのですが、
建設業界でいう元請の現場監督であり、
精神的には花嫁の心理カウンセラーだと説明します。
~こうして自身の経験をきっかけに
私は、欧米式のブライダルプロデュース業を 香川で創業しました~
■スタッフを雇う
私は、やる気満々で創業しましたが、
やはり事業は一人では継続できません。
当時は、
今のように女性の起業を支援・促進する社会風潮もなく、
25歳で創業者となった私は、人知れず心細く感じました。
ほどなくして、
メディアで私のことを知った同世代の女性たちから
創業間もない、実績もない、当社への就職希望の
問い合わせが多数入りました。
特に、異業種からの転職希望者が多いことにオドロキ。
彼女たちの気持ちはこうだった。↓↓↓
・「特にブライダルに興味があるわけではないが、
同じ25歳の起業に元気つけられた。
新たなフィールドでとにかく自分の能力を試してみたい。」
・「今までの職場では、
男性が主要業務、女性は補助業務。
自分も主力戦力になってみたい。
男性中心の会社では、
自分が役にたっているのか分からない」
・「私がやっていることが、
本当にお客様にとって有益なことなのか?
お客様の声を直に聞いてみたい。
上司や社内の評価ではなく」
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↑午後からの研修は、皆さん眠くなります(講師も・・・(笑))
自分のことを振り返りながら、
記述をしてもらったり、
グループワーク形式で和やかに進めます。
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実際に入社してくれたスタッフは、こうだった。↓↓↓
○金融出身のスタッフは、
接客用のお客様のニーズを聞く
ヒアリングシートや顧客管理の台帳などの
書類をフォーマット化することに長けていた。
○百貨店の販促部でディスプレイ業務を
担当していたスタッフは、
路面に面した店舗のショウウインドウを
毎月、季節ごとのテーマでディスプレイ。
ギフト類の陳列台も上手くディスプレイしてくれた。
○通販会社出身のスタッフは、
仕入業者の取りまとめ、
受注納品仕入れシステムをマニュアル化し、
在庫管理や原価管理は徹底してくれた。
金庫番として経理も担当してくれた。
○「高松観光大使」として観光PR活動で
全国を飛び回った経験をもつスタッフは、
さすが、県職員のおじさんたちと出歩くことが
多かったためか、人の立て方が上手かった。
若干25歳の私を「社長」として商品化してくれた。
経験・知識の無い社長の下で
全て皆、自主的に動いてくれました。
創業時のこうしたスタッフの功績が
すべて現在の会社の基盤になっています。
私26歳、社員は26歳と25歳。
彼女たちが属していた元の組織では、
みんなまだまだひよっこだったのかもしれませんが、
創業間もない弊社では、
まちがいなく中核スタッフでした(*^_^*)
(こんな優秀なスタッフが、
元の職場で自分の能力を発揮できていなかったのかと思うと、
上司は何を見ていたのかとおもってしまうほど・・・。(笑)(^^)v)
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☆☆☆
「なぜ? このスタッフたちは、
基盤のない会社で
自主的に行動できていたのか?」
・・・今回の研修の1つ目の大きなテーマ・・・
☆☆☆
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今日のご紹介はココまで。
つづきは、
次回の「藤田徳子の幸せ会議」を
お楽しみにしてください(*^_^*)
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↑たくさんの方から発表もしていただきました。
なかなか他人の考えを聞く機会って少ないですよね。
特に同じ意見や考え方をもっている人が
集うことが多いので、まったく自分とは異なる考え方を
聞くことは、自分つくりにとても貴重に作用しますね。
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