よく頂戴するご質問【結婚式の不測の事態。ブライダルプロデュサーはどのように対応しますか?】
「ハレの日」にも不測の事態。
「想定外」では済ませられない!
フェアリー・テイルの現場対応力
結婚式は、一生一度の大切なセレモニー。
それは、結婚するお二人にとってはもちろんのこと、
ここまで大事にお育てになったご両親、ご家族やご親族にとっても同様です。
また、かけがえのない時間を共に過ごしたご友人にとっても
仲間の「ハレの日」は、大事な「ハレの日」であります。
多くの場合、一生一度の「ハレの日」結婚式を、順風満帆に迎えられるものですが、
時には、予期せぬハプニングやトラブルに見舞われることもあります。
私も、ブライダルプロデュースに携わって20年以上になりますが、
なんどか、ハプニングやトラブルに遭遇したことあるのも事実です。
プロフェッショナルの私たちが、
「確認、確認・・・」を繰り返し、
スタッフ間のコミュニケーションを密に、細かく情報共有し、
あらゆる事態を想定しリスクヘッジを施して、
どんなに準備万端であったとしても、
不測の事態に見舞われることはあるものです。
不測の事態に備えることはなかなか難しいことではありますが、
とは言え、プロフェッショナルがお仕事をする以上は、
「想定外だった」で済ませられるものではありません。
なぜなら、関わるすべての方にとって、結婚式は「ハレの日」であるからです。
今まで経験した「不測の事態」の事例と、フェアリー・テイルの対応について、
ご紹介いたします。
【結婚式直前に花嫁さんが急病】
東京在住の花嫁さんより、緊急電話がかかったのは、結婚式の3日前のこと。
「この1週間、39度の熱が下がらない。
近所のクリニックでは風邪と診断され、
自宅療養を勧められたが、解熱剤を服用しても一向に熱が下がらない。
その後、大きな病院でセカンドオピニオンを受け、肺炎の疑いとの診断結果です。」
■大事な点は、ご本人の希望
〈藤田より〉
「(こういう体調ではありますが)どうしたいですか?
日延べするか?
それとも、体調不良をおして結婚式を挙行するか?」
↓
〈花嫁さんの希望〉
「県外の友人や親族もスケジュールを調整して、
はるばる香川県に来る予定にしてくれている。
私としては、熱くらいなら自分が少々無理してでも、
予定通り結婚式を挙げたい。」
〈新郎さんの希望〉
「ここのところ、彼女は仕事も忙しくて、無理が続いたのだと思います。
彼女の体調ことを考えると、
今回は諦めて改めて仕切り直しした方がよいと思うのですが。
ただ・・・、
彼女の性格を考えると、
他人様に迷惑をかけることのほうが、ストレスになるのかなとも思います。
彼女が、“結婚式をしたい”というなら、そうします。」
↓
〈藤田より〉
「わかりました!
こんな時こそ!!私たち大いに活用してください!」
■プロフェッショナルに求められるのは、リスクマネジメント
ネットワークの皆さんと連携を密に取りながら緊急事態に対応します。
- 動けるようになったので、お二人には早めに当地(高松)入りしてもらうことにした。
- お二人の宿泊先を手配。
- 宿泊先での食事や病人対応の依頼。
ホテル側は「雑炊でもおかゆでも・・・御用があればコンビニまでも走ります」と。 - 当地(高松)にある、信頼のおけるクリニックに病状を説明し、引き継いだ。
クリニックの院長先生がホテルまで往診に向かってくれることに。 - ネットワーク業者、現場スタッフに状況説明。
万一、挙行できない場合、損害が最低限で済む最終判断するタイミングの相談。 - 花嫁さんが病状をおして結婚式を挙行する際のスタッフが配慮すべき点・注意点の洗い出し、周知。
- 結婚式当日のスケジュールの再調整。
早朝の花嫁支度は難しいのではないか?
列席者や会場等の都合を考慮した上で、できる限りスタート時間を遅くする。
司会者には、当日早朝の着付け現場で再打合わせを依頼。
現場スタッフには、当初より早めに出勤するように依頼。
何もないに越したことはないですが、
ハプニングやトラブル、緊急事態に見舞われた時こそ、
「ブライダルプロデューサーに、
フェアリー・テイルに依頼していてよかった」
と思っていただけるように、常に危機管理体制を整えてまいります。
リスクマネジメントも大事なプロデューサーの力量です。
写真は、本文にあるカップルのエピソードとは一切関係ありません。
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