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ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

結婚式や式典に出席する際の男性の服装

来賓や会社の上司として結婚式や式典に出席する時、黒の礼服に白いネクタイが、「正しい服装」、「正装」と思っているステキなオジサマ!

それ間違っています!

普段、おしゃれに気を遣って”ビームス“や”ポールスミス“なんかでコーディネイトしてもらって、ヘアスタイリングだって散髪屋でなくて美容室に通って、男臭・加齢臭・オジサン臭に気をつけてデオドラントの汗拭きシートを使って、ちょっとお高いメンズボディソープを選んでいるのに~~~。

黒の礼服、白いネクタイ、
ダサいです!!

ダンディーでステキなオジサマは、
何を着るのか?


ブライダルプロデューサーとして24年間、数千件の結婚式に立ち会い、セレモニープロデューサーとして企業や団体の周年事業や式典をオリジナルプロデュースしてきた藤田徳子が、ダンディーでステキなオジサマ方に、ご案内します。

藤田徳子

藤田徳子
(ふじたのりこ)

ブライダルプロデューサー歴24年。 直島、高松城、栗林公園などで史上初の結婚式をプロデュース。歴史的建物や文化施設で、特別感・地域特性を演出する国賓パーティーやイベントを仕掛けるユニークベニューのプロデューサー。

1.スーツにこだわる!

一般的な『黒の礼服』(ブラック・フォーマル)は、お葬式にも着用するものです。
結婚式、企業の周年式典、ビジネスパーティーなど華やかな慶事では、シルク混紡の光沢感のあるセレモニースーツを選んでください。(えッ?持っていない?買ってください(笑))

最近は、本当のシルクでなくて化繊を使ったものや、シルクの混紡量を少なくしたものなど、普段のビジネスでも着こなせるものもありますから、1着お持ちだと重宝します。

お葬式にも着用する黒の礼服が、結婚式や企業の周年式典などお慶びの席でも使用されるのは、まだ日本にモノが少なかった時代の名残にすぎません。当時は、弔事(ご不幸の場面)でも慶事(喜びの席)でも使いまわしができる優れものとされていましたが、今はおしゃれに気を遣うことがマナーとされ、その人の人格や権威を表す時代です。
ましてや、グローバルで、海外の方との接点も多い時代です。先進国の諸外国をみても、弔事と慶事に同じスーツを着まわす例は少ないです。

黒い礼服(ブラックスーツ)と白いネクタイ、または黒い礼服と黒いネクタイを、それぞれ慶事と弔事に使い分けて着用する「ブラック・フォーマル」を礼服とするのは おそらく日本独自の習慣です。


2.ベストを着用する!

スーツを選んだら、次はベストが欲しいですね。季節や場所にもよりますので、ベストは必須ではありませんが、ベストがあるとおしゃれ度がアップします。

結婚式やパーティーの場合は、ベストはスーツと共素材でなくて、明るいグレー、光沢感のあるベージュ、シルバーなど、華やかな色、素材にすると若々しく見えます。
ビジネスシーンの式典の場合は、スーツとセットアップされたベストで、三つ揃えにされると風格、フォーマル度が一層に増します。

スーツを新調される際、オーダーメイドならば、共生地でベストもぜひ誂えてください。既製品のスーツにセットアップのベストがあれば、ご一緒に購入されることをお勧めします。
そして、結婚式やパーティーに招かれた際に、華やかな色のベストを追加で用意します。すると、セレモニースーツが1着で、ベストが2着(以上)となり、着用シーンが多くなり、着こなしの幅も広がりそうです。

3.ネクタイや小物選びは慎重に!

次にネクタイ。黒や濃紺の蝶ネクタイ(ブラックタイ)は格式が高く、正統派ですが、年齢を重ねた方は、ベストに合わせた明るいグレー、シルバーなどを選ぶと、顔元を明るく見せる効果が上がります。また、トレンド感やファッション性も高いと言えます。
蝶ネクタイに抵抗を感じられる方は、アスコットタイでも構いません。但し、アスコットタイを使う時は、スカーフを巻くようにワイシャツの襟の中に入れるのではなくて、普通のネクタイのように、ワイシャツの外で結んでください。

意外と忘れがちなのは、ポケットチーフ。ポケットチーフは、ネクタイやベストの色とうまくコーディネイトしましょう。真っ白やシルバーなど白っぽいポケットチーフが無難ですが、ちょっと変化球のおしゃれはいかがでしょう?
結婚式ならば二人のテーマカラー(を知っていたら)、ビジネスシーンの式典やパーティーならばロゴマークのカラーやコーポレートカラーなどをさりげなく取り入れると、「さすが~!」と、ホンモノのおしゃれなオジサマかどうかが決まります。

素敵な社長さんのエピソード

先日、結婚式の来賓祝辞のスピーチ原稿のご依頼を頂戴した方から、服装についてもご相談を受けました。「来賓だから、黒の礼服に白いネクタイが正装ですよね?」と。

その方とは、スピーチ原稿のご依頼をいただいた際に、オンラインを介して初めてお会いしたのですが(私の住む四国とはとても離れた地域の方で)、とても大きな会社の社長さんで、とてもダンディーでステキな方でした。
「普段こんなにおしゃれな方が、わざわざダサい礼服をお召しにならなくても~」と、3つのポイントをお伝えしました。
翌日、早速に、セレモニースーツを仕立てにお出かけになったそうです。「鳥肌の立つような素晴らしい原稿ができたし、服装も整いました。藤田さんのおかげで、自信を持ってステージに上がれそうです」と大変喜んでいただきました。

大勢の人の中で「無難」も大事ですが、黒い礼服(ブラックスーツ)と白いネクタイ、または黒い礼服と黒いネクタイを、それぞれ慶事と弔事に使い分けて着用する「ブラック・フォーマル」は、日本にまだモノが少なかった時代の名残にすぎませんし、「ブラック・フォーマル」は、日本独自の習慣なのです。
もはや、令和の時代です!おしゃれはマナーで、人格すら表します。
国際社会に通じるステキなダンディーな男性が増えることを大いに願っています。


おしゃれでダンディーな方は、 スピーチ原稿も気の利いた内容にしてみましょう!

▶▶▶「来賓や友人スピーチを頼まれたら、
インターネットの情報やマニュアル本を参考にするな!!」


関連タグ:まとめ 結婚式に呼ばれたら 社長として 結婚式の衣装 社長さんコンサル 結婚式祝辞 プロデューサーポリシー 風習しきたり 結婚式の疑問

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