2022年春、「家族婚」の悩みに対応!(コロナ禍終息せず、ブライダルプロデューサーの提案は?!)
2022年春、結婚式をご検討のお客様からのご相談
新郎さんは香川県出身、新婦さんは他地方の出身で、現在おふたりは都会で暮らしています。
友人も職場関係も自分たちの住む都会にいるので、「地元から家族を招いて都会で結婚式を挙げる!」と考え、結婚式場に予約をしていました。
ところが、このコロナ禍、彼の結婚を待ち望む両親も、孫の結婚式を楽しみに暮らす祖父母も、「そっち(都会)での結婚式には参列できない!」と言うことです。
やむを得ず、おふたりは「新郎側家族は欠席」というプランで準備を始めていました。
「じいちゃんとばあちゃんに、結婚式を見せて!」
という祖父母。
「家族のために、地元に帰って結婚式をしたらどう?」
という両親。
急遽、彼は彼女を説得し、都会での結婚式を予定通り進める一方で、香川県での結婚式も準備し始めたのです。つまり、友人・職場関係の仲間と都会で、地元の両親や祖父母と香川県で、結婚式を2回行うことを決断したのです。
ちょうどそのころ、当社・フェアリー・テイルにお問い合わせをいただきました。
最初に私のもとに届いた相談はとても率直な内容でした。
お金がありません。
でも高齢の祖父母に結婚式を見せてあげたいんです。
~ブライダルプロデューサー藤田の思い~
- 若い二人にとって、結婚式を2回行う資金が心配なのは当然のこと。
- おじいちゃんとおばあちゃんが、孫の結婚式を楽しみに待ち望む気持ちもよくわかる。
- 息子には地元で結婚式を挙げてもらいたいという、ご両親の意向も納得できる。
- おじいちゃんとおばあちゃんを喜ばせたいという、新郎さんの優しさも大事にしたい。
- 友だちや職場の仲間に囲まれて結婚式を挙げたいという、花嫁さんの希望も叶えてあげたい。
家族が納得!おふたりが幸せ!
それが、最高のウェディングプラン
オンラインやメールを使って何度となくやり取りをしました。
お二人が示す予算を少しだけ超えることになりましたが、「祖父母が喜ぶ」、「ご両親が納得する」、「おふたりの幸せ最優先」のプランニングをさせていただきました。
彼から届いたメール。
藤田様のご配慮に感激しました。ありがとうございます。
またコンセプトも素晴らしく、私たちの気持ちを再確認することができました。
彼女と話し合った結果、私たちの香川での結婚式を、●月●日に藤田さんたちにお願いしたいです。よろしくお願いいたします。
その後、おふたりは私のもとに初めて顔を見せてくださり、梅が咲き始めた栗林公園でお会いしました。寒空ではありましたが、きれいな青空でした。彼の顔はとても清々しい様子です。
これまで費用、費用・・・と悩んでいたけど、結婚式のあり方や、家族の気持ちを再認識することができました
ブライダル業者がすべきこと
さて、ブライダル業者の私たちは、今こそ考えなければなりません。
「予算がない」、「安い方がいい」とおっしゃるお客様に、言葉通り「安いもの」を提供していいのでしょうか?
安さを追求すれば、何かが省かれます。人件費なのか、材料費なのか、製造費なのか・・・?その結果、カップルや家族にとって大切なセレモニーである結婚式が、表面的に取り繕われた、上辺だけのイベントになってしまわないでしょうか?
「安さ」という一過性の満足は届けることができても、「安らぎ」という永続性の満足を追求することはできないのではないでしょうか?
結婚式は、カップルや家族にとって大切なセレモニーです。
今、こういう時代だからこそ、お客様と真摯に向き合って、真剣に話し合い、結婚式では「格安」ではない「価値」が提供できることをご提案する必要があるのではないでしょうか?
それは、「人が集う」価値、「家族との絆を結ぶ」価値、「幸せを共有する」価値・・・などでしょうか。
藤田様のご配慮に感激しました。ありがとうございます。
またコンセプトも素晴らしく、私たちの気持ちを再確認することができました。
こうおっしゃってくださる新郎さんの気持ちに最大限お応えできるよう、結婚式のプロ、ブライダルの専門家として精一杯お手伝いさせていただきます。
またスタッフ一同、一丸となって「最高の結婚式創り」に取り組んでまいります!!
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