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ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

「家族婚」らしい結婚式とは?(挙式、人前式編)

「家族婚」という少人数での結婚式スタイルが、今、新しい時代を過ごすカップルの価値観にふさわしいとされ、注目を浴びています。
結婚するおふたりを心から祝福し、真っ先に応援したいと考えるご家族だけでの「家族婚」は、「量より質」を問う時代、「集団主義ではなく、ありのままの自分」を大切にする時代だからこそ、しっくりくると言えるでしょう。


家族婚って、誰を招待するの?

家族婚は、どんな演出をするの?

家族婚の会場は?、どこで挙げたらいいの?

友だちがいない結婚式、寂しくならない? 盛り上がるの?


などなど・・・、家族婚を検討されるカップルにとっては、疑問も不安も多いはず。


そこで、本記事では、「『家族婚』の結婚式とは?」のご質問の中で多数いただいた「家族婚」の人前式について、ブライダルプロデューサー歴24年の藤田徳子がお答えします。
新郎新婦の紹介文、誓いの言葉、結婚承認宣言などの参考文例も用意しましたので、「家族婚」で人前式を検討されているカップルは、ご参考になさってください。


ブライダルプロデューサー藤田徳子


藤田徳子

藤田徳子
(ふじたのりこ)

ブライダルプロデューサー歴24年。 直島、高松城、栗林公園などで史上初の結婚式をプロデュース。歴史的建物や文化施設で、特別感・地域特性を演出する国賓パーティーやイベントを仕掛けるユニークベニューのプロデューサー。
《藤田徳子について》


まずは、結婚式のスタイルを知る


「家族婚」とは?

家族婚とは、新郎新婦の父母、兄弟姉妹、祖父母、伯父伯母(叔父叔母)、従兄弟(従姉妹)、など「家族」、「親戚」のみを招いて行う結婚式のことを示します。
父母のみ、父母と兄弟姉妹のみ、父母と兄弟姉妹に加えて祖父母など、「親族はどの血縁関係までを招くのか」、家族婚での詳細な定義はありません。
出席者の人数は、新郎新婦の父母様だけを招待する6名以内から、伯父伯母(叔父叔母)や従兄弟(従姉妹)まで招待する30名程度の規模まで様々です。一般的な結婚式に比較して少人数でありますが、「家族婚は何人まで」と招待者の人数に定義はありません。


「家族婚」のメリット(魅力)

家族婚では、出席者数は少人数で、結婚式の規模が縮小されます。そのため、複雑な配席、引き出物や装花の発注、出席者への配慮(特別な食事の対応、お車料や宿泊の手配等)などなど・・・新郎新婦の手間が軽減されます。一般的な結婚式に比較して、結婚式の準備に関わる多くの時間と労力が少なく、新郎新婦の精神的な余裕(ゆとり)につながると言えます。
また、一般的な結婚式では、職場関係、友人関係、親族や家族、中にはご近所や両親の知人などもご出席されます。様々な属性の方が集い、年齢層や世代も幅広いことから、すべての方に感動いただく演出、すべての方に満足いただくおもてなしの待遇を計画するのも一苦労です。一方で、家族婚の場合は、出席者は家族・親族のみ、少人数であることから、話題やニーズも似通っていて、あれもこれもと心配するストレスがなく、一様に満足いただけるおもてなしが実現できることが最大のメリットでしょう。さらに、家族婚の当日は、緊張も少なく、出席者全員とゆっくりとコミュニケーションが図れるアットホームな雰囲気になることが、家族婚の魅力です。


▶▶▶「家族婚」おすすめ理由まとめ(「結婚式はありがとうを伝える大切な時間」)


「人前式」とは?

人前式は、キリスト教式や神前式のように愛の誓いや結婚の報告をそれぞれの神様にするという挙式ではなく、日頃より新郎新婦がとても身近に、大切に考えている出席者の前で、おふたりの永遠の愛をおふたりの考えた言葉で、おふたりらしいスタイルで誓い行う挙式です。
心を許しあえる出席者の皆様に、おふたりの結婚の立会人(証人)となっていただく、心のこもったセレモニーだからこそ、人前式は、家族婚を希望するカップルにとって親和性のある挙式スタイルと言えます。


人前式を家族婚にアレンジする


人前式は、演出や進行に決まった形式はなく、新郎新婦が自由に決めることができる点が特長です。しかし、市民結婚式に代表されるように、一般的によく見られる人前式の進行は、家族や親族をはじめ、職場関係、友人関係など幅広い層の出席者におふたりの結婚の証人となってもらうことを前提とした流れになっていることが多いため、少人数で行う家族婚で人前式を行う場合には、家族婚に適した演出や進行にアレンジする必要があります。


人前式次第(一例)


「家族婚」らしい人前式のアレンジ

立会人代表の紹介

立会人代表とは、出席者のみなさまを代表しておふたりに最も近い席で挙式を見守り、結婚証明書に署名を行うなど、儀式に参加していただく方です。
一般的には、おふたりのことを最もよく知るご両親やご親友などから、新郎が新郎側代表(1名または2名)を、新婦が新婦側代表(1名または2名)を選出します。


家族婚らしい人前式のアレンジ

家族婚の中でも、極少人数で限られたご家族だけで行う場合、すべてのご出席者が、おふたりにとってとても大切な方であることから、出席者全員を立会人代表とすることも可能です。人前式に一体感が生まれ、ご両家の家族同士のつながりも深まることでしょう。


新郎新婦入場

バージンロード(※)を、新郎新婦おふたりで入場、または新婦がお父様と一緒に歩きます。
  • ※「バージンロード」は和製英語で、海外では「ウエディング・アイル」とか「ウェディング・ロード」と呼ばれますが、本記事では、「バージンロード」で表記を統一します。

家族婚らしい人前式のアレンジ

バージンロードをふたりのこれまでの人生に見立て、幼い頃から今までの人生を振り返りながら、新郎が新郎の両親(またはお父様またはお母様)と、新婦が新婦の両親(またはお父様またはお母様)と、共に一歩ずつ歩を進めることで心に残る演出となるでしょう。


新郎新婦の紹介

司会者(または立会人代表)が、新郎新婦の紹介を行います。


家族婚らしい人前式のアレンジ

家族や親族は、おふたりの経歴はよくご存知のはずです。そこで、履歴書のような形式的な内容ではなく、出席者から思わずクスっと優しい笑みがこぼれるような内容にすることで、家族婚らしいアットホームで温かみのあるセレモニーになります。


【参考文例】人前式の「新郎新婦の紹介」

新郎●●さんは、○○年○月○日 △△市で□□家の長男として生まれました。

3歳上にはお姉様がいて、幼いころから活発で、お母様のお手を煩わせない自立心の強い お子さんだったそうです。

中学校では野球部で情熱を燃やし、△△高等学校に入学してからは、サッカー部に入部しましたが、 実際には毎日帰宅部、学校には内緒でこっそりアルバイト部だったそうです。

それでも優秀な成績を修められ、学校推薦で□□大学に進学されました。

現在は、○○商社にご勤務で、「営業だから」という言い訳をしながら、休日は月に2回以上、ラウンドするほど、公私ともにゴルフに勤しんでいらっしゃいます。

新婦●●さんは、○○年○月○日、△△市でで□□家の次女として生まれました。

お姉様、妹様、弟様の4人姉弟のなかで、最も個性的だったそうです。

中学校、高等学校と吹奏楽部に所属し、パートはフルート。県代表として四国大会にも出場した経験があります。

□□大学では、一生の宝物になるお友だちに出会ってしまい、学業よりサークル活動に勤しんでいたそうですが、大学に進学させてくれたご両親には、とても感謝しているとのことです。

趣味は、登山、茶道、英会話、合気道と幅広く、交友関係も広く活動されています。しかし、どれも極めた試しはないとのことですが、最近始めたお料理は、彼のためにプロ級を目指して、一生続けて精進されたいとのことです。


誓いの言葉

あらかじめ、新郎新婦おふたりで自由に作文し、結婚証明書に記入した誓いの言葉を、立会人である出席者の皆様を前に、読み上げます。


■誓いの言葉を作文する際の注意点

  1. 結婚式の正式な文章には、「、」「。」は付けません。
  2. おふたりで声を合わせて読むケース、おふたりが掛け合いで読むケース(新郎新婦が読む部分を交互に)など、おふたりらしくアレンジしましょう。
  3. 以下の要素が、誓いの言葉の内容として網羅されていればうまくまとまります。
    • 出席者の方への「感謝」の気持ち
    • 自分たちの結婚が「永遠であること」への誓い
    • 出席者の方へ「これからもよろしくお願いします」の気持ち
  4. 誓いの言葉の全体を通して、厳粛な雰囲気(トーン)にするか?、カジュアルな雰囲気(トーン)にするか?、おふたりの好みや人前式全体の流れに合わせて、オリジナル性を演出します。

家族婚らしい人前式のアレンジ

一般的に「(今まで)ありがとうございます!」と「(これからも)よろしくお願いします!」の気持ちが表現されている「誓いの言葉」は、おふたりの結婚の決意が出席者に届くとされます。さらに加えて、家族婚ではおふたりと家族を象徴するエピソードなどを交えると、家族の胸に響き印象に残ります。


【参考文例】人前式の誓いの言葉

本日 私たちは 親愛なる皆様の前で 夫婦となることを宣言します

(新郎)進路で悩んだ時に「お前の人生だから」と好きなことをさせてくれたお父さんとお母さん
(新婦)夜遅く帰宅した際に「バカヤロウ!」と本気で叱ってくれたお父さん、朝早くから毎日美味しいお弁当を持たせてくれたお母さん

大きな愛情で育て見守ってくださった両親
私たちが私たちらしく振舞えるフィールドを用意してくださった家族
私たちふたりは 皆様を立会人として結婚できますことを誇りに思います

私たちはお互いを生涯のパートナーとして選び
相手への深い愛情と尊敬と信頼の気持ちをもって生涯を共にすることを誓います

苦しい時も 楽しい時も互いに分かち合い心をひとつにして新しい家庭を築いていきます

私たち二人で乗り越えられない試練が訪れた際には
今まで通りにご助言をいただけますようにお願いいたします

20○○年○月○日 新郎 太郎 新婦 花子


指輪の交換

香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。指輪の交換。家族婚の人前式の演出

新郎から新婦へ。新郎が新婦の指輪をとり、新婦の左手・薬指に入れます。新婦から新郎へ。新婦が新郎の指輪をとり、新郎の左手・薬指に入れます。結婚指輪の交換が完成したら、新郎新婦は指輪を披露します。


ベールアウト・誓いの口づけ

香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。
ベールアウト。家族婚の人前式の演出

新郎が新婦のウェディングベールをあげます。
新婦の目の前にあるウェディングベールは、おふたりの間の隔たりを表し、このベールを新郎が自ら取り払うことで、おふたりの隔たりをなくす意志を表現します。


香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式
誓いの口づけ。家族婚の人前式の演出

ベールアウトに続いて、誓いのくちづけを行います。


新郎新婦による結婚証明書に署名

香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。新郎新婦が結婚証明書に署名する。家族婚の人前式の演出

新郎新婦が、結婚の誓いとして、結婚証明書に署名を行います。新婦は旧姓でサインを行い、これをラストサインとします。


立会人代表と新郎新婦の誓約(誓いの問答)

香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。立会人代表と誓約。家族婚の人前式の演出
香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。立会人代表と誓約。家族婚の人前式の演出

キリスト教の結婚式の場合、牧師が「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」と尋ね、新郎(新婦)が「誓います」と宣言します。
これに相当する次第が、立会人代表と新郎新婦の誓約(誓いの問答)で、立会人代表がおふたりの結婚の意志が確かなものであることを確認します。新郎側の立会人代表→新婦に尋ねる、新婦側の立会人代表→新郎に尋ねる、それぞれ立会人代表がクロスする形式をとります。


家族婚らしい人前式のアレンジ

立会人代表の方にオリジナル文を作文いただき、あらかじめご用意いただくと、人前式にオリジナル性が高まります。また、両家の家族の一体感が生まれ、家族婚らしいアットホームな雰囲気を演出できます。家族だからこそ、結婚相手にお願いしたいこと、この際だから念押しで確認しておきたいことなどもあるのではないでしょうか。家族婚は、身内ばかりのプライベートなセレモニーです。少しお茶目でユニークな内容が、人前式を和ませることでしょう。


【参考文例-1】立会人代表と新郎新婦の誓約(誓いの問答)

◆新郎側立会人代表(新郎母)→新婦

○○(新郎の名前)は、おおらかではありますが、親の私には、軽率でいい加減に見えてしまい、いつも心配しています。

○○(新婦の名前)さん、そんな○○(新郎の名前)に代わって、しっかり締めていただけますか?

◆新婦側立会人代表(新婦母)→新郎

○○(新婦の名前)は、そそっかしく歯止めが利かないほど突っ走るところもあり、いつまでも大人になりきれておりません。

○○(新郎の名前)さん、そんな○○(新婦の名前)を上手に操縦してくださりますか?


【参考文例-2】立会人代表と新郎新婦の誓約(誓いの問答)

◆新郎側立会人代表(新郎母)→新婦

○○(新郎の名前)は小学校の低学年の頃、博士というあだ名がついていました。
変人とまでは行かないまでも、こだわりというか、少し変わった所が有りますが、とても優しい子です。
こんな○○(新郎の名前)と結婚してもらえますか?

◆新婦側立会人代表(新婦母)→新郎

○○(新婦の名前)は子どもの頃から、主張も強いところもありますが、誰とでも仲良くできる明るい活発な子です。

大人になってからは、その分、男性から生意気と思われているのではないかと心配していましたが、佳きパートナーの○○(新郎の名前)さんに出会え、安心しています。

一見、強気に見えますが、実は頑張りすぎで精神的に弱さもある○○(新婦の名前)です。

○○(新郎の名前)さんの前で、ほっと和める家庭であっていただけますか?


立会人代表による結婚証明書に署名

香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。立会人代表が結婚証明書に署名する。家族婚の人前式の演出
香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。立会人代表が結婚証明書に署名する。家族婚の人前式の演出

立会人代表に、結婚証明書に署名を行っていただきます。立会人代表以外の出席者には、挙式前に署名をいただいておきます。誓いの問答の後、立会人代表が署名し、結婚証明書に全員の署名が揃います。

結婚承認の拍手(結婚承認宣言)

家族婚の人前式の演出。香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。結婚承認宣言(結婚承認の拍手)

新郎新婦が、結婚証明書を持ち人前式台の前に立ちます。
司会者より「□□さん、○○さんのご結婚にご賛同いただけるという方は、あたたかい拍手をお願いいたします。」と全員に尋ねます。出席者全員から、おふたりの結婚に対する承認の拍手をいただきます。


家族婚らしい人前式のアレンジ

家族婚では、出席者全員から承認の拍手をもらう前に、立会人代表からの承認宣言を取り入れてはいかがでしょう。おふたりの門出に声援を送る意味合いが生まれます。また、人前式のクライマックスシーンを盛り上げる演出となります。
挙式後、食事も用意するケースでは、披露宴(親族食事会)の中で新郎のお父様が挨拶されることが多いので、人前式の結びにあたる結婚承認宣言では、新婦のお父様を配役されるとご両家のバランスが図れるのではないでしょうか。


【参考文例】人前式の結婚承認宣言

本日ここに、お二人の結婚式に立会いました私たち△△名は、○○(新郎名)、□□(新婦名)が正式に夫婦となったことを承認します。

今日の誓いを忘れず、何が起ころうともお互いの気持ちを思いやり、信頼し、素晴らしい夫婦関係を築き、温かい家庭をつくってください。

この新しい夫婦に試練が訪れたとき、ここに立ち会った皆が惜しみない協力と援助をすることを約束し、承認宣言とします。

20○○年○月○日 立会人代表 ●●●●


結婚成立宣言

司会者より「20○○年○月○○日、(結婚式の会場名)にて、□□さん、○○さんのご結婚が成立したことを宣言いたします。」と、おふたりが結婚したことをゲストに宣言して結婚成立となります。


新郎新婦退場(フラワーシャワー)

家族婚の人前式の演出。香川県高松市の家族婚の会場、栗林公園。ガーデンで人前式。出席者が花びらをまいてふたりを祝福する「フラワーシャワー」

司会者が人前式の閉式を告げ、新郎新婦が退場します。キリスト教式で見られるような出席者が花びらをまいてふたりを祝福する「フラワーシャワー」や、出席者にシャボン玉を吹いてもらう「バブルシャワー」などを取り入れることで、人前式のエンディングシーンが華やぐだけでなく、新郎新婦から笑顔が生まれ写真映えすることは間違いありません。

家族婚における人前式全体の時間目安は、20~30分程度が一般的です。


「家族婚」を行う際に、注意したいこと


人前式は、演出や進行に決まった形式はなく、新郎新婦が自由に決めることができる点が特長です。また、心を許しあえる出席者の皆様に、おふたりの結婚の立会人(証人)となっていただく、心の温まるセレモニーだからこそ、人前式は、家族婚を希望するカップルにとってふさわしい挙式スタイルと言えます。


家族婚の人前式の演出

一方で、一般的な人前式の進行は、多くの出席者におふたりの結婚の証人となってもらうことを前提とした流れになっているため、家族婚で人前式を行う場合には、家族婚に適した演出や進行にアレンジする必要があります。演出や進行のアレンジには、専門的な知識、豊富な経験、センスとアイデアが必要であることを注意しておきたいものです。


また、それぞれのご家庭ごとに、言葉には表せない慣習や価値観などがあるものです。家族婚の場合は、「赤の他人」がお互いをさらけ出すことで、慣習や価値観の相違により、予想外の衝突やアクシデントが表面化することも稀ではありません。


そのため、少人数での結婚式、家族だけの結婚式では、気の利いたおもてなしやご両家間における綿密な連携が必要です。地方や地域ごとの風習、各ご家庭の慣習やしきたり、価値観や思考を十分に把握した上で、新郎新婦への細やかなサポート、高齢の祖父母様やお子様まで幅広い年齢層のゲストへの気配り、移動や宿泊などを含めたスケジュール管理などが重要で、決してマニュアルやガイドは通用しないため、本当のプロの力が必要だとも言えます。


「家族婚」らしい結婚式とは?(挙式、人前式編のまとめ)


  • 1. 「家族婚」に出席する続き柄に決まりはない!!
    • 父母のみ、父母と兄弟姉妹のみ、家族に加えて親族も招くなど、「家族婚では、親族はどの血縁関係までを招くのか」という定義はありません。おふたりの希望だけでなく、家庭ごとの親戚付き合いの慣例や、地域や地方の慣習なども考慮しながら、検討しましょう。
  • 2. 「家族婚」に人数制限はない!!
    • 一般的な結婚式に比較して少人数ではありますが、新郎新婦の父母様だけを招待する6名以内から、30名程度の規模まで様々です。おふたりでお互いの家族や親族のことをよく話し合い、両親にも相談した上で、規模を決定しましょう。
  • 3. 「家族婚」のメリット(魅力)
    • 少人数だからこそ、すべての方が感動できる演出、満足いただけるおもてなしを計画できるのが、最大のメリット。当日も緊張感が少なく、家族全員とゆっくりとコミュニケーションが図れることが、家族婚の魅力です。
  • 4. 人前式は「家族婚」にふさわしいセレモニー!!
    • 人前式は、宗教的な儀式や慣習、従来の形式や格式にとらわれず、出席者も演出に参加してもらえるため、式全体に一体感が生まれ、アットホームで心温まるセレモニーなので、家族婚と親和性があると言えます。
  • 5. 人前式を「家族婚」らしくアレンジする!!
    • 一般的によく見られる人前式の進行は、家族や親族だけでなく、職場・友人関係など幅広い層の多くの方に結婚の証人となってもらうことを前提としているので、家族婚に適した演出や進行にアレンジする必要があります。
  • 6. 「家族婚」だからこそ、本当のプロの力が必要!!
    • 家族婚にふさわしい演出や進行のアレンジには、専門的な知識、豊富な経験、センスとアイデアが必要です。また、少人数で家族だけに結婚式の場合は、「赤の他人」がお互いをさらけ出すため、慣習や価値観の相違により、予想外の衝突やアクシデントが表面化することも稀ではないことにも注意したいものです。地方や地域ごとの風習、各ご家庭の慣習やしきたり、価値観や思考を十分に把握できるプロに相談することも検討しましょう!

おふたりの希望にあった「家族婚」を選ぶ


家族婚のスタイルは、人前式に限らず、神前式やキリスト教式、またフォトウェディングなどを選択することも可能です。おふたりの希望だけでなく、ご家族のご意向も十分に考慮して、結婚式のスタイルや内容を決定していきましょう!また、家族婚の演出、引出物の贈り方、家族婚の実例紹介など、家族婚にまつわる大切なポイントもまとめていますので、ご参考になさって下さい。


家族婚の人前式の演出

「家族婚」で神前式を検討される方


「家族婚」の引出物の贈り方


「家族婚」で喜ばれる両親プレゼント


「家族婚」をおすすめする理由


「家族婚」の実例紹介


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