フェアリー・テイルの「・・・らしさ」の追求は?!
ここ数日、すっかり春らしくなりました!(^^)!
少し、春霞がかかっていますが、一昨日も昨日も今日も、ホントウによいお天気です。
↑春のご報告。徳島県の藍住町辺りの吉野川の土手。原生の菜の花畑です。
フェアリー・テイルは、企業様や団体様の周年の式典やパーティーのプロデュースを承ることがあります。
カップルの結婚式のプロデュース同様に「・・・らしさ」の追求は欠かしません。
この点が、イベント屋さんやパーティー会場となるホテルさんとは大きく異なる点です。
このたび、「四国遊技機商業協同組合」さんから50周年記念の式典とパーティーのご依頼を承りました。
2月中旬、四国遊商の理事長さんとお会いし、組合設立時のメンバーの思いや組合の今後の展望などを聞かせていただきました。
理事長さんは、「フェアリー・テイルには式典・パーティーを依頼しているのに何故?、組合の運営理念を尋ねるのか?」と、ちょっと不可思議な様子でした。
(そうなんです☆結婚式のプロデュースの際にも、「ウエディングパーティーでしたい演出?したくない演出?」をカウンセリングする時間より、二人の子どもの頃の話や二人の将来の夢などを聞かせていただく時間を多くもっています。←ここがフェアリー・テイル☆マジック☆です(^.^))
四国遊商さんにフェアリー・テイルがご提案した内容は、
1)四国遊技機商業協同組合の組合理念の作成
→組合員一人ひとりが、組合の存在意義を確認すると同時に、未来に設立精神を継承しよう!
組合員が、組合員であることを誇りに持とう!
2)社会貢献事業 「四国お遍路 接待木 植樹活動」
→この地域で仕事が継続でき、50周年を迎えられたことを地域社会に感謝しよう!!
四国ならではの社会貢献活動を行おう!
3)50周年式典・パーティー
→組合理念や社会貢献事業の発表の場として、50周年の式典を行い、未来に向けて結束を固め
よう!
ところが、3月11日(金)東北地方太平洋沖地震が起きました。
四国遊商の皆さんは
「こんな折に、自分たちの50周年を祝うのは、非常に心苦しい!」
「50周年の予算を震災復興の義援金にあてよう!」
「直接被害を受けなかったとは言え、日本はヒトツ。今こそ四国から日本を復興させよう!」
・・・。
今回の50周年に関連する事業の取り止めを決定しました!
しかし・・・。
「50周年の式典や祝賀パーティーの開催は被災地のことを思うと、我々が今すべきことではない。
しかし!こういう時代だからこそ『歩きお遍路』に四国を訪れる人も多くなるのではないか!四国を訪
れる人をおもてなし(お接待)する活動は、地道に始めるべきではないか?!
お遍路さんが、誰に気兼ねすることもなく好きなように、四国の果実を食べてもらえるようにする・・・これこそ、相手を思いやる気持ちではないか?!
緑が増えることは地域にとってもいいことだ!
『今!私たちに出来ること!』をもう一度考えよう!」
↑・・・ということで、桜のつぼみがほころび始めた3月29日。
「四国お遍路 接待木 植樹活動」をスタートさせました。
↑3月29日AM~
「四国霊場第75番札所 総本山 善通寺」(香川県善通寺市)からスタートしました。
八朔の木と温州みかんの木を植樹しました。
「NPO法人 遍路とおもてなしネットワーク」さんが推進する「接待木『実のなる木』おもてなし文化の活性化」に賛同するかたちで行いました。
↑「実のなる木」の植樹は、香川大学農学部附属農場 農場長の望岡教授のご指導の下で行いました。
↑3月29日PM~
「伏石中央公園」(高松市)に高松市公園緑地課の許可を得て、八朔の木4本、温州みかんの木4本、すももの木2本を植樹しました。この公園は、お遍路道のほとりにあります。
↑3月30日AM~
「四国霊場第14番札所 常楽寺」(徳島県)に、八朔の木4本と温州みかんの木4本、すももの木4本を植樹しました。
↑ 「お接待木 実のなる木」は、心身ともに疲れた歩きお遍路さんが、木になった果実で体が癒され、四国のお接待の心に触れ、心が癒され・・・。お互いに顔は見えませんが、気持ちが通じ合う・・・そんな活動です。
↑「いいこと旗」。何かいいことしたら、参加した人みんなにサインをしてもらおう!この旗がどんどん人のサインで埋め尽くされた頃には、笑顔いっぱいの社会になるかな~?!そう願っています☆
みなさんの気持ちがヒトツになった瞬間です。
↑「自分たちにできること」やってよかった☆とホッと胸をなでおろしました。
フェアリー・テイルの「・・・らしさ」の追求・・・こんなこともしています!(^^)!
【ちょっとお勉強】
「お遍路」について
日本各地には様々な巡礼霊場がありますが、四国八十八ヶ所霊場を巡拝することを特に「遍路」と言います。四国八十八ヶ所霊場は、弘仁6年(815)、お大師さまが42歳の時に開創されたと伝えられています。
大師信仰の発露として、或いはお大師さまの足跡に倣って八十八の寺院を巡り、功徳を積もうという素朴な信仰、そうした名もなき人々の祈りによって四国遍路は実践され支えられてきました。この四国遍路は、宗派を問わず、現在も多くの人々を魅了し続け、年間数十万人ものお遍路さんが四国の地を訪れています。
八十八のお寺をめぐり、お大師さまの御修行を追体験する四国遍路は、衆生救済の御誓願を立てられたお大師さまと共に歩む「同行二人」の修行の旅です。現代においては観光化されている側面もあり、また、遍路をする目的は人それぞれ様々あるでしょう。しかし、一人で遍路していようとも、団体で遍路していようとも、お大師さまと共に歩み修行しているのだという「同行二人」の思いを忘れないことが肝心です。
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