「花嫁さんが島にやってくる!☆」
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高松港から北に7キロ、
桃太郎伝説で有名な女木島の隣に位置する男木島。
二つの島が仲良く位置し、
男&女が、寄り添っているように見えることから、
「男木島」「女木島」と呼ばれるようになったとも
言われています。
(なんと結婚式らしい・・・縁起の良い島(^_-)☆)
男木島は、"水仙"と"灯台"の島と呼ばれていますが、
水仙の咲く時期には、
島のおばちゃんたちが、
港で島を訪れる観光客に水仙を配る・・・。
島は大部分が山地で平地はほとんど無く、
民家は男木港周辺の斜面に密集して建ち並んでおり、
その民家の間を縫うように細い坂道が複雑に入り組んでいます。
当然、自動車が走れる道は島内にはほとんどありません。
こうした男木島独特の景観のなか、
昔から島の人たちは『オンバ』という荷車を押して
生活しています。
とっても小さくて、アットホームな男木島なのです。
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この島で結婚式を挙げるプロジェクトが始動した!
新郎は、
高松市在住(男木島在住ではない)
瀬戸内国際芸術祭のボランティア"こえび隊"のメンバーとして
男木島を担当した経験もある。
新婦は、
新潟県出身、千葉県から結婚をきっかけに高松市に移り住む。
香川県出身の新郎と学生時代に出会ったというだけで
香川県、ましてや瀬戸内海の島には縁がない。
3年前、瀬戸内国際芸術祭のボランティアとして
男木島に降り立った時
「島の人々の温かさに触れ、男木島が好きになった」
と新郎。
島へ感謝の気持ちを伝えたくて、
また島の魅力を彼女とも共有したくて
男木島を結婚式の会場にするこを決意しました。
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会場は!
男木島の魂
(作者 ジャウメ・プレンサ)
男木港にある、フェリー(めおん号)の待合室を兼ねた交流館。
「男木島の魂」と題されたこの建物はスペインのアーティスト、
ジャウメ・ブレンザ氏によって、
3年前の瀬戸芸で発表されたアート作品です。
屋根には世界の主要な言語が切り抜かれていて、
これから新しい人生に向かて羽ばたくカップルの
「結婚式会場」にはぴったりです☆
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新郎の男木島に対する熱き"思い"を考えると・・・。
結婚式会場が、
男木島であるというだけで
いいのか?
特異な場所で結婚式を挙げることだけで
お二人にとって
本当のオリジナルウエディングなのだろうか?
私は、今回のブライダルプロデュースに、
もうひとひねりエッセンスが欲しいと思いました。
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そこで、男木島に出向いて
長年、男木島に暮らすおばちゃんたちに
男木島についてヒアリングをしてみました。
おばちゃんたちによると・・・
「この島には、豊玉姫を祀る「豊玉姫神社」と、
山幸彦を祀る「加茂神社」がある。
古事記では、豊玉姫と山幸彦は
初代天皇である神武天皇の出生にまつわる、と書かれている。
豊玉姫と山幸彦は、熱愛の末、
男木島で子どもを出生したことから、
昔から、この島の『結婚』も『出産』も
「豊玉姫神社」と「加茂神社」に見守られているから
安泰と言われているとのこと。
『結婚』の時には「豊玉姫神社」まで行列をし、
『出産』の時には、妊婦が安産を祈願して
「豊玉姫神社」の階段を上り下りしていたとのこと。」
男木島ならではの
縁起の良いエピソードがありました。
男木島では祝い事の際には必ず『南京豆の煮物』をふるまうそうで、
この島の女性たちは皆、嫁ぎ先で『南京豆の煮物』を習うそうです。
男木島ならではの
慶事のおもてなし文化がありました。
男木コミュニティ協議会の会長さんにもお話が聞けました。
「3年前の瀬戸芸の会場になってからは、
県外の人にも島を知ってもらえ、
過疎化高齢化の進む島にもたくさんの若者も
訪れてくれるようになった。
若者たちは新しい文化を、島のお年寄り達にもたらしてくれ
大変喜ばしい。
一方で
島には島の生活があり、
島外の文化と島の日常との間に
溝が生まれていることも現実にある。
例えば・・・。
若者たちは必ずペットボトルを携えて島を訪れる。
一方で島のお年寄りたちは普段、
ペットボトルを多量に消費することはないが、
若者たちの空ボトルのごみを処理するのは、島のお年寄り。
・・・などなど、多くの問題もある。
多くの方に男木島を訪れてもらいたいが、
島の日常も理解してもらいたい、
島外から来る若者たちともっと交わり合いたい、
と思う気持ちも本音。」
男木島が抱える問題、
日常生活を大切にしたいという本音がありました。
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瀬戸内国際芸術祭のボランティアに
本気で励んだ新郎は、
男木島のぜ~んぶをわかった上で、
「男木島が好き」
「男木島が心地よい」
「男木島の人々は心豊かだ」
と言っているはず。
"どこでもできる結婚式"を男木島で行うだけでは
二人にとっての本当のオリジナルウエディングではない。
"男木島でなければできない結婚式"を行うことが
二人にとって本当のオリジナルウエディング!!
いよいよ、『男木島 瀬戸の花嫁』プロジェクトがスタートしました!!
今回の【島婚】ブライダルプロデュースで、
大切にしたいポイントは3つ。
1)都会から来る花嫁さんに
男木島に限らず瀬戸内文化を知ってもらう。
2)島外から出席するゲストに
島ならではのおもてなしに触れてもらう。
そして・・・!!
3)島民も【島婚 男木島 瀬戸の花嫁】プロジェクトに参加してもらう。
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県外から移住する新婦や、
島外から男木島を訪れるゲストには
男木島の場所性に魅力を感じてもらうだけでなく、
本質的な島の美しさ、
人々の豊かさに触れてもらう。
島民には
当事者として参加し、結婚式を楽しみ
島の活性化につなげてもらう。
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「里海で行われる芸術祭をきっかけに
島々がもつ固有の文化を掘り起し、
もう一度島が活性化し、
その文化を未来に繋げていきたい。」
と言ってボランティアに参加した
新郎の思いが存分に表現できる結婚式になる、
と思いました。
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男木港にある、フェリー(めおん号)の待合室を兼ねた
男木交流館 "男木島の魂"。
3年前の瀬戸内国際芸術祭の作品です。
自然光がふろそそぐ、解放的でスタイリッシュな場所です。
普段は、フェリー(めおん号)の待合所、お土産物の売店として
利用されています。
男木交流館 "男木島の魂"のすぐ隣に
今年の瀬戸内国際芸術祭の作品として、
新しい近代アートが出来上がっています。
島民にとっては、日常生活の場所でもあります(^_-)☆
"アート"と"日常"・・・とてもステキなマッチングです。
『男木島 瀬戸の花嫁』プロジェクト
「花嫁さんが島にやってくる!☆」
高松市在住、
瀬戸内国際芸術祭のボランティアメンバーとして
男木島を愛する、新郎。
千葉県から結婚をきっかけに高松市に移り住む、
瀬戸内海の島には縁がない、新婦。
二人の結婚式がどう出来上がるか!!
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