神前式・和婚での指輪交換やリングピローについて
近頃、よく頂戴するご質問・ご相談です。
「神前式でも指輪交換をするものですか?」
「指輪の交換は、
神前式の式中に行わなくてもいいですか?
和の儀式としてしっくりこない。
できれば披露宴中に行いたい。」
「和婚でも指輪交換するのであれば、
和風のリングピローって、
どうしたらいいですか?」
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たしかに・・・。
ウエディングドレス姿のキリスト教や、人前式での
『指輪の交換』はイメージできるかもしれませんが、
神前式(和婚)での『指輪の交換』は、容易に想像できないかも
しれませんね。
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1)神前式で
『指輪の交換』があるか?ないか?について
神前式でも・・・。
『指輪の交換』は行います。
ただし・・・。
神前式において
(※実はキリスト教式も同様です)
指輪の交換は、
宗教上の結婚を成立する儀式ではありません。
神事ではなく、結婚式の近代化において
演出のひとつとして取り入れられたものです。
従いまして、ご本人の御希望であれば取り入れますし、
御希望されなければ、挙式進行に取り入れなくても構いません。
むしろ、宗教的にみれば、なくても問題ありません。
くれぐれも、お二人のご希望次第で構いません。
同じように御質問をうける『親族紹介』。
これも同様に、神事としての結婚の儀式ではありません。
フェアリー・テイルでは、
『指輪の交換』も『親族紹介』も
挙式後、披露宴や親族食事会の中で行うこともあります。
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2)神前式の"リングピロー"
"リングピロー"は、絶対なくてはならないアイテムではありません。
キリスト教や人前式だと
リングボーイが登場し、リングを運んだりしますが、
神前式の挙式では、
開式前に、結婚指輪がご神事の棚に据えられます。
指輪の交換の際には、
斎主(司式者・宮司さん)が"三方"に載せて
新郎新婦の前に運んでくれます。
花嫁の白無垢姿には、
こういう和風の"リングピロー"がお似合いですね。
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3)そもそも"リングピロー"って?
"リングピロー"は、もともと欧米の文化ですね。
結婚する娘のために、母親がウエディングドレスの
ともの生地で手作りします。
二人が愛を誓い合ったその"リングピロー"は、
将来、お子さんが産まれた際のファーストピローとなります。
将来のお孫さんのファーストピローを
おばあ様がつくって、
お子さんの誕生を心待ちになさっているのですね。
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4)"リングピロー"のバリエーション
結婚式の会場として選ばれることも多くなった
【 栗林公園 掬月亭 】。
会場の雰囲気、和婚のイメージ、
そして新郎新婦装いに合わせて
"リングピロー"も
挙式シーズンに咲く生花で、和風にアレンジしてみました☆!!
桜とマムが、ステキですね(^_-)☆
<2022年2月追記>神前式についてのご質問が多数寄せられています。
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私は、お客様からご質問やご相談を受けた際には、
結婚式のひとつひとつの物事にはちゃんと意味合いがあることを
お伝えするようにしています。
その意味合いを知っていただくと、
新郎新婦が、ご自身の考えに基づきご判断ができ、
本来の【オリジナルウエディング】になると思うからです。
そして何より
結婚式のセレモニーひとつひとつの事を大切に思っていただける
のではないでしょうか?
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