金刀比羅宮(こんぴらさん)にて神前結婚式
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日本人なら馴染みの深い神前結婚式。
その歴史をご存知でしょうか?
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1900年
当時の皇太子(後の大正天皇)が宮中の賢所でご成婚式を
行われました。この際の式次第が、今日の神前結婚式のもと
となっています。
(・・・それまでの皇室の結婚式は、一般の人々と同じように
もっと簡素なもので、神前式ではなかったそうです)
1903年
下田歌子が実践女子学園の女子学生に向けて、
日比谷大神宮(後の東京大神宮)の神前において模擬結婚式を行った。
(・・・これがきっと、初のブライダルフェア?でしょうね?)
その後
しだいに神前結婚式は一般の人々にも広まりました。
現在の神前結婚式の作法や挙式次第も現代のカップルに合うように
改良されています。
洋風の儀礼「結婚指輪の交換」は、1900年の皇太子のご成婚式では
なかったようですね?
●月△日(土)
あきらさん&こずえさん 金刀比羅宮(こんぴらさん)にて結婚式
建築家 鈴木了二さんによって再建築された「緑黛殿」。
新郎新婦やご親族の控え室、挙式説明を受けるお部屋を備えています。
屋根部分は昔の緑黛殿のものをそのまま使い、
モダンな建築が、金刀比羅宮境内の荘厳な雰囲気にマッチしています。
四国を代表するパワースポットと言われる金刀比羅宮(こんぴらさん)。
パワースポットのスピリチュアルパワーの
漲りがそうさせているのかも・・・?
挙式が行われる御本宮までは、長い廊下を通っていきます。
新郎新婦が廊下を通ると、一般参拝者からも祝福の声が挙がります。
「おめでとう!」「綺麗な花嫁さんね~!」と声をかけられると
挙式に臨む緊張感が、少し和らぎ笑顔も見えました。
金刀比羅宮の御本宮での神前式。
ピリリ・・・とした心地よい緊張感。
荘厳!の一言です。
花嫁さんの挙式アテンダーとして挙式に立ち会った私も、
神経を集中させると、「こんぴらさん」の神様が舞い降りてきたことを
感じました。
目の前で結婚をなさるあきらさん&こずえさんの幸せはもちろんですが、
私自身の人生についても、ゆっくり考える時間となりました。
ブライダルプロデューサーとして、今ここに立ち会え、
この仕事に携る使命を実感した瞬間でした。
「こんぴらさん」のお導きが、はっきり見えました。
やはり!神前結婚式は、良いです。
注意!
神前結婚式では、「御神体」にカメラを向けてはならないのです。
「御神体」は、神様のより所で神様の偶像ではありませんが、
結婚式中にそこに神様がいらっしゃると考えられています。
神様は何かに移る、映る、写ることを嫌がられます。
ということで、写真も正面から撮影していませんから、
神棚が見えていません。
現在の神前結婚式の式次第は、大正天皇のご成婚の際に
整えられたものだと前述しましたが、
全国の神社では各々特有の次第も盛りこもれています。
金刀比羅宮(こんぴらさん)では、結婚式の後半で「金幣式」があります。
他の神社では白い「紙垂(しで)」が、金刀比羅宮(こんぴらさん)の
金で出来ているのです。
「金幣でお祓いを受けると、一生、お金に困らない!」と
聞いたのですが・・・。
でも、いい加減なことをご紹介してはならない。
そこで、金刀比羅宮に直接問い合わせました。
「金幣式は、何かに限定されてご利益を受けるものではありません。
神様の最も近くにある金幣が、皆様の側に降りられることで
様々な厄いよけになり、幸せをもたらすのです。」
祭務課の今井さんが丁寧にお応えくださりました。
(今井さん!ありがとうございます!ニコっ)
私藤田の頭上も確かに金幣が通っていってくださりました。
挙式後は、新郎新婦、参列者それぞれの前に置かれている
「お敷」のうめぼし、昆布、するめを鶴のカタチに折られた半紙包んで
いただいて帰ります。これらは、「こんぴらさん」からのお下がりで
持ち帰って食すことでご利益を頂くのです。
またまた祭務課の今井さんに聞いてみました。
「うめぼし、昆布、するめは、こんぴらさんのどの祭にも登場するのですか?
また、半紙が鶴になっているのは何故ですか?」
「これらは、結婚式に縁起物として登場します。
その他の祭事では、鶴の形になっていません」
「なるほど~!!
とても勉強になりました。」
初めての問い合わせにも丁重にお応えくださった今井さん。
こんぴらさんのカオですね!
以上、金刀比羅宮(こんぴらさん)での結婚式のご紹介でした。
あきらさんは金刀比羅宮のある香川県琴平町のご出身。
現在は、お仕事の都合で県外にお住まいですが、
ご自身の原点は、「金刀比羅宮」だと思っておられるのでしょうね。
新婦のこずえさんも、県外の方ですが、あきらさんのご意向に沿って
「金刀比羅宮」の結婚式を快く選ばれたご様子でした。
さて・・・。
あきらさんとこずえさんの神前結婚式後の
ウエディングパーティーは・・・?
また改めてご紹介します。こちらもとてもステキな
ウエディングパーティーでした!
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