東京から直島ウエディングのお問い合わせです。・・・フェアリー・テイルが提案したウエディングスタイルは?
東京からお問い合わせいただきました臼井様カップル。
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「こんにちは。メールにて失礼いたします。
直島での式を考えております。
以前お電話させていただいた時に
『現在ベネッセで式は受け入れていない』とのことでしたので
一度は諦めたのですが・・・、
やはり「直島」という場所にこだわりたく、
メールさせていただいた次第です。
15~20名程度で、小ぢんまりと行いたいのですが、
・その後ベネッセの受け入れはどうでしょうか?
・直島内で式を挙げられる場所は
他に候補としてありますでしょうか?
・或いは、前例がない場所でも
『ここなら出来るかも』という場所をご検討
いただくことはできないでしょうか?
面倒なお願いで恐縮なのですが、何卒宜しくお願いいたします。」
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とてもご丁寧なメールに感激いたしました。
「 『直島という場所にこだわりたく』
・・・きっと何かあるぞ! 」
ブライダルプロデューサー藤田は直感しました。う~ん(・・?
数回のメールのやりとりの後、
臼井様カップルが、
東京からわざわざフェアリー・テイルにご来店くださりました。
と~っても、ステキ♡♡♡なカップルでした!!
新郎の俊行さん:
岡山県倉敷市出身。現在、広告関係のお仕事。
将来の夢は、現在のお仕事を活かして飲食店を持つことだとか・・・。
(ソフトな雰囲気ですがご自身の考え方をしっかりお持ちで、
年齢の割にはしっかりした印象を受けました。
自然に彼女を気遣える様子に、強さと優しさを感じました。)
新婦の静香さん:
長崎県出身。現在、カフェにご勤務。
2人のお兄様は九州に在住。
(拙い表現ですが、かわいらしい方でした。
結婚式にたくさん夢を抱かれているようですが、彼を気遣いながら
コトバを選ぶ様子が甲斐甲斐しく感じました。
余算ですが・・・うちの息子(4歳です)には
こういうお嫁さんがいいな~❤なんて)
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そんな臼井様カップルは1年ほど前に入籍済み。
すでにお二人で新生活はスタートされている。
◆臼井様ご夫妻が「直島」にこだわる理由
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☆二人が意気投合したのは、
共通の趣味「アート」がきっかけ。
☆二人が出会う前に、
各々別々に「直島」に行ったことがあった。
「直島」の話題も、二人が付き合うきっかけになった。
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特に・・・
☆静香さんは一番上のお兄様の影響で「アート」が好きになったとか。
そんなお兄様への「感謝の思い」を結婚式で「カタチ」にしたいとか。
実は・・・
☆静香さんはご両親を早くに亡くされていました。
ご両親に成り代わって、静香さんの夢をかなえるべく学校に
行かせてくれたのが、大好きなお兄様。
夢に挫けそうになった静香さんに対しても、
小言を言わず温かく見守ってくれたそうです。
そんなお兄様の幼い頃の夢は、建築家。
幼い頃から建築やアートに興味を持っていて、
静香さんもその影響を受けたそうです。
しかし、お兄様は静香さんを学校に行かせるために
ご自身の夢を諦めてしまったとか。
そんなお兄様も、静香さんの結婚を見届けて
ご自身も長年つきあった彼女と最近結婚されたそうです。
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そうか!そうですか!
静香さんの結婚は、二人のお兄様からの自立。
自立は、お兄様への感謝の気持ちの表現。
お兄様への感謝の気持ちは、
お兄様が教えてくれた「アート」の魅力を
私も分かるようになったよ!って伝えること。
それこそ、亡くなったご両親への感謝の気持ちにもつながる。
そして、お兄様の夢だった「建築」や「アート」に囲まれて行う
結婚式こそ、静香さんらしいもの。
なんですねっ!!?(^.^)
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そういうと・・・。
穏やかな静香さんは、堪えきれない涙をぬぐっていらっしゃいました。
「がんばったね!」
と、静香さんを気遣う俊行さん。
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フェアリー・テイルがまた素晴らしいカップルに出会えた瞬間でした。
でも!
やっぱり、「直島」からは結婚式挙行の許可がもらえない。
「猪熊弦一郎美術館(MIMOCA)」
はどうですか?
「直島」もコンテンポラリーのステキなアートの島ですが、
香川には他にもあるんですよ!
でも・・・岡山と長崎・・・ご遠方からいらっしゃるゲストには
ちょっと不便かしら?
そう話すと
俊行さん:
「僕たち、猪熊弦一郎にも行ったことあります。
できるんですか?結婚式?」
藤田:
「いや~?分かりません・・・。
これから交渉してみます」
さあ!始まった!
☆俊行さん&静香さんのアートウエディングプロジェクト☆
猪熊弦一郎美術館には、「カフェMIMOCA」があります。
あそこなら、ウエディングパーティーもできそう!
でも・・・
カフェMIMOCAは、美術館来館者のためのカフェ。
「貸切はお断り」だと。
そうだ!・・・
2週間後に、美術品入れ替えのための
休館週間があるじゃないですか?
「美術館の休館日なら・・・」と
応えてくれた猪熊弦一郎美術館(MIMOCA)さん。
東京からの臼井様ご夫妻。
当初、2週間で準備が整うのかと心配されていました。
俊行さんと静香さんのお互いを気遣い合う献身的な様子に
フェアリー・テイルは動かされました・・・。
「絶対!いい結婚式にするぞ~!!」
出来ました!
素晴らしい「臼井家&谷口家の家族だけの結婚式」。
猪熊弦一郎美術館、カフェMIMOCAで。
入籍時から、二人がつけている結婚指輪。
今日は久しぶりに外して、改めて皆さんの前で指輪の交換をします。
鍵と錠になっている指輪のデザインは、俊行さんが制作したそうです。
家族12名だけでの小さなウエディングパーティー。
カフェMIMOCAのアットホーム感が、お似合いです。
席札には一人づつにメッセージを書きました。
羽ばたく蝶ちょにお二人の感謝の思いを託して。
猪熊弦一郎美術館のトライアングル広場で行われた人前式。
入場は、お兄様と。二人のお兄様にも・・・
亡くなったご両親にも感謝の気持ちが
詰まった人前式です。
俊行さんが静香さんをエスコートしてくれたお兄様に
そ~っと手を伸ばしました。
「絶対!幸せにします。今まで静香を大切に育ててくださり
本当にありがとうございました。」
挙式後、お兄様と一緒に。静香さん幸せそうです。
ウエディングドレスも、この2週間で決めちゃいましたね!
本当によくお似合いです。かわいい~!!
家族だけのウエディングパーティーの幕開けは、
ASAHIビールの「熟撰」と「オリーブサイダー」で。
「熟撰」は、俊行さんのプロジェクトで出来上がった
ASAHIビールのイチオシビールです。
カフェMIMOCAさんに、無理をお願いして準備してもらいましたね!
「オリーブサイダー」は、引出物にも用意しました。
二人の結婚式が行えた「四国に感謝」って言ってくださりました。
猪熊弦一郎美術館の休館日だからこそ、できましたね。
俊行さんのご実家は、私藤田の通った高校のすぐお近くでした。
お父様は、高校の先生。気さくでまじめで楽しい方でした。
お母様は、私の高校の先輩。温かい「お母さん」って感じの方です。
このご両親に育ててもらった俊行さんだから、こんなに素晴らしい
人格が形成されたんですね。(勉強になります(^.^))
とてもステキなご家族でした。
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臼井様カップルの結婚式から学んだこと。
結婚式の素晴らしさは「規模」の大きさではありません。
みんながお二人を心から祝福する気持ちが
どれほど詰まっているか。
お二人が結婚式で何を伝えたいかきちんと表現すること。
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オマケ・・・。
先日、臼井様ご夫妻がフェアリー・テイルを訪ねてくださりました。
「たまたま・・・近くに寄ったので」と。
東京にお住まいのお二人が「たまたま」なんて・・・。
見え透いたウソも、またお二人らしいと大変感激しました。
その時のお土産は・・・
「『熟撰』売ってなかったので・・・」と。
スーパードライを6本。
早速1本飲んだので、5本だけです。
「俊行さんと静香さんの幸せにかんぱ~い!!」
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