「出来ちゃった婚」なんて言わせない!
先日、2歳のお子様を連れたカップルがご来店されました。
お子様が生まれてから、お子様を連れての結婚式を
よく・・・「できちゃった婚」って言いますよね?
「出来ちゃった婚」なんて失礼な言い方だと思いませんか。
お子様を連れての結婚式は、
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「エンジェル婚」
「よろこび1.5倍婚」
「幸せメガサイズ婚」ですよね!
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「出来ちゃった婚」なんて、絶対言わせない!<`~´>
■○月△日(日)13:00~新規ご来店
☆☆様新規ご来店。
新郎新婦(2年前に結婚しているのでご夫妻かな?)とお子様と3人で。
イケメンな彼とキュートな彼女。
お子様がいらっしゃるとは思えないおしゃれなカップルでした。
姿勢もとても謙虚です。(頭が下がります)
◆ご来店のきっかけ
インターネットで検索して、来店希望のTELがあり即日対応にいたる。
◆新郎新婦様
新郎K雄様・・・
高知県S市出身、国立大学大学院卒業後、
現在T社(大手メーカー)高松支店に勤務。
現在25歳。
兄弟は、兄(地元在住、役所に勤務、独身)、
姉(名古屋市在住、医師、既婚)、3人兄弟の末っ子。
新婦M子様・・・
高知県S市浜出身、私立女子大学中退後、
オーストラリアに留学、妊娠結婚出産。
現在は専業主婦、25歳。
兄弟は、長兄(大阪在住、デザイナー、独身)、
次兄(岡山在住、美容師、独身)、3人兄弟の末っ子。
ご実家は自営業、両親ともに従事。
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K雄さんとM子さんは、中学校・高校の同級生。
あることが起こるまでは、互いの恋愛相談をするほどの、
最も仲の良い「異性の友人」だった。
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K雄さん、大学4年生、大手商社に就職も決まり
両親からも将来を嘱望されていた。
M子さん、大学4年生、大学を一時休学し
オーストラリアに語学留学に行くことになった。
渡豪後、大学入学試験を受けたところ、外国人枠で見事合格。
大学を退学手続きし、オーストラリアの大学に入学することにした。
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そんな時
K雄さんがM子さんの居るオーストラリアに2週間遊びに来てくれた。
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K雄さんが帰国してしばらくすると、M子さんの妊娠が発覚!!
二人とも前途洋々の「この時期に!」と
その事実に「自身の人生を恨んだ」そうです。
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しかし、二人でよくよく話し合いし、
「こういうとき(前途洋々の時期)に妊娠するということは
コレこそ二人の運命だ。」と
現実を受け入れ結婚し、出産することを決意した。
M子さんは、入学したばかりの
オーストラリアの大学を退学し、帰国した。
「異性の友人」から「夫婦」へ。
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M子さんの両親は、M子さんが大学もイギリスの大学も中退したことを
悲しみ、若い二人が子育てからスタートする新婚生活を心配した。
その上で、よくよく二人の決断を受け入れてくれた。
経済的にも援助してくれた。
ところが・・・。
K雄さんの両親は、二人の結婚に大反対。
両親の強い希望で企業の内定を辞退し大学院に進学した。
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M子さんは彼が大学院に進学中(この2年間)は、S市の実家に在住。
新婚生活から、別々の生活をスタート。
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今年、大学院を卒業したK雄さん。
やっと、家族3人の生活が赴任先の高松で始まったばかり。
◆藤田よりお客様へのコメント
・新生活もスタートしている
・子供もできて2歳になっている
・地元を離れ、仕事の都合で遠隔地に住んでいる
・両親から結婚を反対され、親子、両家の関係が上手くいっていない
・年齢は25歳と若く、貯金もない(だろう?)
・・・などなど
こういう状況下にあれば、
今更、改めて「結婚式を行おう」と思わないはず!
率直に言って、不思議に思いました。
「今更、どうして結婚式をしようと思ったのですか?
一般的に考えたら、条件が整っているとは言いがたいし、
精神的にも結婚式をするとなると、
とても大変なことだと思いますが・・・」と尋ねてみました。
K雄さんがきっぱりと「けじめですね!」と。
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一般的に考えると、こういう状況下にある25歳のカップルが
結婚式を挙げるなんて考えにくいことです。
若いのに前向きに謙虚に生きていらっしゃる
お二人に心から感動しました。
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(自分自身のことに置き換えてみると・・・
25歳のとき、「結婚」や「結婚式」について
これほど真剣に考えられていたか?
情けないですが、到底そんな域には無かったと思います。)
◆お二人の具体的な結婚式のご要望
①時期
2011年春以降~の土曜日
※M子さんのご実家のお仕事が、土曜日のみ休み
※友人は、関西方面から日帰り予定、土曜日の昼頃スタート希望
②会場・人数
・K雄さんのご両親は、招待しても出席してくれない(だろう?)
・M子さんの家族、一部の親族
・二人が中学高校の同級生ということで友人は皆共通。
・K雄さんの職場関係は招待しない。
(結婚して数年経っているので、招待しづらいと)
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1)人数は、約30~40人
2)会場は、レストラン(???)
二人とも友人の結婚式に出席したことがなく、
結婚式のイメージが分からない。
結婚式のスタンダードが何かが分からないが、
とにかく久しぶりに「WAI!WAI!」したい。
③予算
・初めてのことだし、友人も結婚していないし、比較できず、
どの程度が「高い」のか?「安い」のか?分からない。
・会費制にしたほうが良いのか?
藤田より:会費制だとゲストにかえって気を使わせてしまう。
(会費以外に別でお祝いを用意すべきか?とか
親族であれば親族相場のお祝いに追加して会費を
支払うことになるのではないか?)
招待しておきながら、
代金を徴収するのは倫理的にどうか?
(祝儀であればいただけなくても構わないという
スタンスだけど)
→結局、会費制にはしない。祝儀制にする。
・二人からの出費費用としては( )円を用意している。
(二人で少しずつ貯金した)
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〔総額〕
※ゲストからの祝儀+( )円
※M子さんの両親から援助があれば、前撮りに使いたい
■▽月●日(水)の会場見学
※当初、10:00~玉藻公園の見学予定でしたが、お子様の都合で
10:30集合となり、先にレストランの見学となりました。
10:30~●アリスイン高松
→お客様反応:◎
・初めてサンポートに上がり、想定外に良い景色に感動。
・開放的な雰囲気を希望していたが、
ガーデンがなくても窓が大きく
天空にあると、想像以上に開放的で良い。
※玉藻公園の空状況から△月△日(土)で検討中。
△月△日 17:00~婚礼予約ありのため、
~11:00以前のスタートであれば受注可。
17:00~婚礼のお客様は、10:00~外挙式で挙式後、
展望スペースにて夕方まで待合の予定
なので、展望スペースも使用不可。
●中村孝明
→お客様反応:△
・ゲストの客層が若いので、
和食よりフレンチまたは中華の方が良い。
・30Fのアリス同様、
瀬戸内海も高松市街地も眺望でき、明るい店内は◎。
●陳健一
→お客様反応:○
・若いゲストなので、中華は喜ばれそう!
・中華料理の結婚式は、珍しいのではないか?
※児玉支配人に、
料理単価を低くすることを了承もらっています。
××××円で対
11:30~●玉藻公園
→お客様反応:極めて◎
・緑が多い公園そのものに満足。
・JRからのアクセスも良い。
・全員が県外からのゲストなので、驚かれるのでは?
・歴史的な謂れもゲストに周知して、
興味を深めてもらいたい。
・△月△日、桜の開花宣言時期なので、
桜も合わせて楽しんでもらえそう。
12:00~●二蝶
→お客様反応:◎
・敷居が高く、招待する友人たちもこういう機会でないと
入店するきっかけもないだろうから是非利用してみたい。
・もっと薄暗いイメージかと思っていたが、
意外と開放感がある(お蝶の間)
※△月△日 夕方~婚礼予約あり、昼~は仮予約2件。
調整を依頼しました。
会場見学は、全般的に好印象でした。
一方で、FT来店以後、とんとん拍子で準備が進んでいることに
戸惑いを隠せない。(ご本人談)
M子さんの両親も、準備期間が短かったら、子育てをしながらで
大変なのでないかと心配していると。
M子さんの両親は、前撮りも希望していて、結婚式の準備をしながら
前撮りもできるかと心配していると。
藤田より
1.今から準備に着手したら、4ヶ月ある。
FTのお客様の準備期間で4ヶ月といえば十分。
また、省略できることは省略すればよいのではないか?
(招待状発送など)
2.前撮りは、それ相応の費用が必要だが大丈夫か?
スケジュール的なことは、問題ない。前撮りは1日で終わる。
■見積の準備をお願いします。
多田MGへ
「次回来店予約が決まりました。
見積作成お願いします。
何とか、このお二人のスタートにふさわしい結婚式を用意して
あげたいと思います。
金銭的にはふんだんに使っていただかなくても、
お二人の「思い」という点で、
充実した結婚式を挙げていただきたいと思います。」
①玉藻公園→陳健一
②玉藻公園→二蝶
・挙式スタイルは、神前式?人前式?
・・・コストの抑えられる方。
・料理単価 陳健一××××円 二蝶○○○○円
・フリードリンクではなく、カウント制は可能か?
・・・カウント制の方がコストダウンできそう?
・黒振袖→ウエディング
・司会 フジタがします。
・ブライダルフォト 320,000円
・集合写真不要
・宿泊不要
・総額 ゲスト30人or40人×30,000円+( )円で
おさまる方法を検討してください。
人数設定も、30人の方が効率よいのか?
40人の方が効率よいのか?
③前撮り(カワムラスタジオ)
④前撮り(BUN)
・白→色→W→C
・予算設定なしですが、婚礼費用とのバランスを考えて。
その後、お二人からメールが来ました。
実は、やはりK雄さんの両親にも結婚を認めてもらい、
是非結婚式に立ち会ってもらいたい、とのことです。
そのためには、超最短コースで結婚準備を進めるよりは、
両親を巻き込みながら(少しずつ理解を深めながら)
準備を進めたいと。
結婚式の内容が具体的になったからこそ、
そういう気持ちが強くなったというご相談でした。
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「先日からお世話になっております、○○です。
今日ご連絡させていただいたのですが、
色々とこちらで問題がありご迷惑をおかけしています。
改めてお詫びというか、思っているところをうまく伝えられ
たか不安で連絡させていただいています。
(中略)
先日、藤田さんには少しだけこちらの問題をお話させて
いただいたのですが、ほんの一部だけ聞いていただいた程度
でして、今でも様々な問題を少しずつ処理している段階です。
(中略)
子供もいますし、色々なことが同時進行なので
これからもご迷惑をおかけして
しまうこともあるかとは思いますがよろしくお願いします。」
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藤田よりメールのお返事
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「先日来、大変お世話になっております。
また、この度はご丁寧なメールありがとうございます。
お二人のお気持ちは、よ~く伝わってきています。
お二人が初めてフェアリー・テイルを訪れてくださった日から、
私たちはとても温かい気持ちになっています。
一生懸命結婚生活をなさるお二人にたくさん学んでいます。
(中略)
私たちの仕事は「結婚式を挙げさせること」ではありません。
結婚されるすべてのカップル様に
幸せな結婚生活を続けていただくために
幸せな結婚生活のスタートとして結婚式が必要ならば
そのお二人にふさわしい結婚式をプロデュースすることが
私たちの仕事だと、思っています。
(中略)
「結婚」となると、赤の他人同士が一緒になるのです。
二人はもちろんですが、二人を取り巻く環境が誰にでも
付いてまわります。
何もなく、「結婚」するお二人などいらっしゃいません。
(いろいろなカップルをみていて、強く実感しています)
また、「結婚式」の瞬間は何も無かったとしても、
結婚生活をずっ~と続けていると、必ず何かあるものです。
(私も結婚して、14年経ちますから、つくづくよく分かります。
若いときには年配者からそういわれても
あまり実感しませんでしたけど。)
何かあって当たり前です!
そんな時、
二人が戻れる場所、二人が原点だと思える時間、
二人共通の宝物・・・
それが『二人らしい結婚式』だと思っています。
(中略)
M子さんが仰る「時間が要する」ということ、よく分かりました。
こちらは一向に構いません。
お二人にとってBESTなタイミングで、
BESTなプランで、BESTな環境で
行えるように、私たちもお手伝いさせていただきます。
お子さん、本当に一番手が掛かるころと思います。
毎日、一人で大変かと思いますが、頑張ってください。
留学中の貴重なタイミングで授かった、
とても数奇な運命の○○くん。
お二人の運命を決めてくれた○○くん。
お二人にとっての天使ですよね?!
大切に育ててあげてくださいね。
3人だからこそ叶う良い結婚式にしましょう!
フェアリー・テイル 藤田 」
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『出来ちゃった婚』・・・???
「出来ちゃった」のではありません。
大切な命を授かったのですよね!
K雄さん&M子さん!
「桜の咲く頃には、ステキな結婚式が叶いそうですね。」
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