記聞(気分)大石内蔵助?ナポレオン?
私の愛読書に「致知」という月刊誌があります。
先日、致知出版社から興味深いメールが届きました。
こういう内容でした。
東大で初の女性教授になられた中根千枝先生という方がおられます。
中根先生がある時、ナポレオンと大石内蔵助の二人を挙げて
『どちらが指導者として上か』という比較をされたことがあるそうです。
ここまで読まれた皆さんは、どちらとお答えになりますか?
世界史に名を残した英雄ナポレオン。
一方の大石内蔵助は、日本史の中にほんの僅か出てくる程度の人物。
どちらが上かと聞かれたら、100人中100人がナポレオンと答えるのではないでしょうか。
しかし、中根先生は
『リーダーとしては圧倒的に大石内蔵助のほうが上』
と答えられたそうです。
その理由は、
大石内蔵助は47人もの人間を死の世界にまで引っ張っていった。
それに対して、ナポレオンはセントヘレナ島で死ぬ時、
彼と一緒に死ぬという人は、誰一人いなかった。
人間を死の世界まで引っ張る力。
これ以上の統率力はない。
『大石内蔵助には人の心を感じ取る力【感動する力】と
人に魅力を感じとらせる力【感動させる力】があった』
とのことだそうです。
結婚式の感動も同様です。
作り物、その場限りの演出や装飾では
誰も感動しません。
結婚式を挙げるお二人のお人柄が
その場に居合わせた皆さんに届いてこそ
「感動のウエディング」となるのではないでしょうか?
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