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ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

今日は土曜日。同伴出勤?!(子育てに学ぶ・・・フェアリー・テイル創業時の思いを振り返る)

今日は土曜日、同伴出勤です☆

子ども同伴で・・・。現在、4歳の長男です。

長子と違って、甘えたれで困りモンです。

 


明日は、いよいよ4歳の長男ヴィオリンの初の発表会☆。

 

つい1ヶ月前には、発表曲に全く手がついていませんでした。

それどころか、練習を強いると楽器を投げるわ、

弓で私を叩くわで、「やらん!」と言ったらテコでも動かない有様でした。

つい2週間ほど前、ある時『変貌』しました!

「やりゃエンやろ?やれば!」

と言ってからは、先週末には指先に血豆が出来てつぶれたくらいです。

先日、楽器の調子が悪いので楽器屋に持ち込んでみました。

「お母さん、相当練習されましたか?

夏場ですから、仕方ありませんが、汗で弦が錆びてます。

ここ!血の塊までが付いて・・・。

しかも、台に弦が食い込んで...、

スゴい力で握っていたんでしょうね!」

と、弦を張り替えてもらいました。

 

あぁ、思わぬ出費!!!

とショックでしたが、ちょっと我が息子が誇らしく感じました。

「やるやん、アイツ。」。

 

普段、何事にもポーカーフェイスなのか・・・とにかく怠惰な態度をとる長男。

ちょっと根性あるかな?

って見直しました。

 

 

本番前日となった今朝のこと。

昨日まで上手に弾けていた発表会の曲が、全く弾けない。

 

楽器を投げ出して私に抱きついて

「うわ~ん、うわ~ん」と泣き崩れました。

 

「絶対できるけん、わーくんは上手だから・・・」と励ますと

やっと立ち上がりました。

再度ヴァイオリンを握るも、また弾けない・・・。

今度は、大声で泣きながら、床に寝転んでジタバタし始めます。

 

ママ!わーくんヴァイオリン辞めたい。

明日の発表会も行きたくない。

わーくんね・・・吉本新喜劇になりたくなった

吉本新喜劇になるために、ヴァイオリン辞める」と。

 

「えぇ~?えぇ~?吉本新喜劇って???

吉本新喜劇になるんだったら、ヴァイオリンもしたほうが

ええと思うけど・・・」

 

「そうなん?どうやったら吉本新喜劇になれる?」

 

「・・・???ママもなったことないからわからんけど、

ちょっと今日はヴァイオリン休憩しようか!」

 

「うん。アンパンマンのビデオ見ようかな~!!

ヤッホー!」

 

こんな小さな子どもにもスランプがあることに

驚きました。

しかも、4歳の小さなハートを痛めながら、

克服方法を模索していることにも更に驚きました。

 

ヴァイオリンにつまずいて、吉本新喜劇?

これって、おとなで言ったら何にあたるのでしょうか?

 

スランプの最中のストレス発散は「アンパンマンのビデオ」

これは、おとなで言ったら、酒を呑むとか、趣味に興じるとか

でしょうか?

 

 

話は変わりますが、

じっくり思い起こすと「私がブライダルプロデューサーをしたい」と言い出した時のこと。

 

母は

「お願いだから、やめて。

私が何であなたを有名女子大に入れたと思ってんの?

サラリーマンに嫁いで奥様稼業をして欲しかったのに。」

と泣きながら懇願してきました。

父は

訳の分からないカタカナ仕事なんて、くだらん!

金も出さんし、口も出さん!勝手にしろ!

と叱りました。

 

とは言いながら、

自分の幼馴染のキャンドルメーカーの社長さんに会わせてくれたり、

生花問屋の社長に会わせてくれたり、

と自身は口出しこそしなかったけど、人脈つくりのイロハを指南してくれました。

 

「親父には分からん世界じや、放っておいてくれ!」

と啖呵切ったからには見返してやろう、それだけが今日までの私の支えでした。

 

社業が不調に陥っても、どんな些細な仕事の愚痴も、

父には話してことはありません。

理由は、「ホラ見ろ!商売はそんなに甘くない。」と言われるのが嫌だからです。

 

一昨日、パソコンに見知らぬアドレスからメールが届いていました。

「子育ても仕事も、一人で大変だと思います。鳥井松治郎」と一言。

 

父には泣き言を言ったことはないけど、

一部始終母が話していたのだと思います。

 

『根性論』なんて、ナンセンスな時代かも知れませんが、

悔しい・・・負けたくない・・・自分には出来る・・・

この気持ちこそ、何事に対しても原動力になるのではないかと思います。

 

4歳の長男もヴァイオリンで

血豆がつぶれるくらいの経験をしました。

明日の発表会はやり抜いてくれると思います。

自信と達成感が、今後の彼の原動力になってくれることを信じて

止みません。

 

「パイロットになりたい」と言ってみたり、

「アンパンマン博士になりたい」と言ってみたり、

「ステーキ屋さんになりたい」と言ってみたり、

ついには

「吉本新喜劇になりたい」と言い出した長男。

何になるのも、「やりたい」ならいいじゃん。

ママは応援します☆


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