ハワイ旅日誌~フェアリー・テイルの"今" 第2回 「"強い"アメリカの"優しさ"に包まれて」
↑ハワイ島のマウナ・ケアに登りました。
雲海・・・ってこういうことだ!! ~アメリカは大きいね~
『脳内整理』・・・って大切ですよね?
脳みそも
"混ぜればゴミ、分ければ資源"
です。
私のエネルギーチャージスポット!!
『ハワイ』。
先月のハワイ旅も、
今後なお一層、お客様満足のサービスを提供するために
今後なお一層、お客様満足のサービスを提供するために
「今、私たちができることは何か?」を考え
脳内整理をする旅にしてまいりました。
今回の旅の思い出話になぞって、
フェアリー・テイルの"今"を少しづつお話させていただきたく存じます。
第2回は『強いアメリカ』です。
夕暮れ時、滞在先のコンドミニアムから、
散歩を兼ねてショッピングモールに向かう道中の出来事。
80歳をゆうに超えたお年寄りが乗った電動車椅子が
横断歩道の前で止まっています。
初老のカップル(日本人ではありません)が、
電動車椅子の側にしゃがみ込んで
再起動を試みていますが、どうやらバッテリー切れのようです。
手助けをする初老のカップルも杖をついています。
「Can we help you?」と私が声を掛けても
電動車椅子のお年寄りは、無反応。
手助けをする杖をついた初老のカップルも、
「そうなの・・・
ずっとこの様子で。どこに行くのかもわからないの・・・」
と困惑した様子。
とにかく、ここは横断歩道の手前。
せめて、横断歩道を渡り
ショッピングモール内に連れて行き、
ショッピングモール内に連れて行き、
タクシーを拾うか、
迎えに来る家族を待つにしてもショッピングモール内の
迎えに来る家族を待つにしてもショッピングモール内の
ほうがいいんじゃないか?
と、タドタドしい英語でその初老カップルと相談してみました。
杖をついた初老のカップルに
バッテリーの切れた動車椅子を押させるのは酷だな~、
バッテリーの切れた動車椅子を押させるのは酷だな~、
かと言って私たちだけでは無理かな
と思っていたその時。
通り掛った40代くらいのカップル
(またまた日本人ではありません)が、
「私たちは近所に住む者で、
何かお手伝いできることはありませんか?」
と声を掛けてきてくれました。
そして手助けを試みていた杖をつく初老のカップルに
「あとは私たちに任せて! ありがとう」
と言って、前に進むように指示しました。
初老のカップルは
「申し訳ないけど、自分たちでは力不足だ、後はお願いします」
と言って去っていきました。
逞しい体つきのご主人が車いすからお年寄りを下して
背負おうとしてくれました。
軽くなった電動車いすを、自分の奥さんと私たちで押すようにと。
しかし、お年寄りは頑なに拒否します。
その瞬間、分かったのですが、車椅子に乗ったお年寄りは
オムツがビチャビチャ。
相当の時間をこの車椅子で過ごしていたようです。
もしかしたら、今日だけじゃないのかも?
施設かどこからか抜け出してきて
2日間くらいこの車椅子で過ごしていたのかも?
そんなことも私の頭をよぎりました。
車椅子から一向に降りようとしない、
何を尋ねても答えてくれないお年寄りを載せたまま
後で加わってくれた40代くらいのカップルと一緒に
近くのショッピングモールまで電動車椅子を押していきました。
(電動車椅子ってモーター動いていないと重いんです(^_^;))
ショッピングモールに到着すると、
ご主人が「メイシーズに行って車いすを借りてくる」と。
タクシーに乗せたとしてもその後が困るだろう、
というご主人の判断です。
その間に奥様が、タクシーを止めて交渉を始めてくれました。
すると、やっとお年寄りが口を開き行先について話始めました。
しかし、2~3台タクシーを止めましたが
どのタクシードライバーも、そのお年寄りの乗車を拒否します。
「そこ(お年寄りが話す行先)までは、相当の距離がある。
本当にそこから来たのか?もし違っていたら、どうする?」
「言っていることが真実かどうかわからないお年寄を預かれない!」
と、タクシードライバーの言い分もわかります。
ようやく交渉に応じてくれたタクシードライバーは
「乗せてもいいけど、$60~70は掛かるよ。
代金はどうしようか?!」
と、親切な様子でした。
その瞬間に、
手助けを一緒にしていた
40代くらいのカップルのご主人が
手助けを一緒にしていた
40代くらいのカップルのご主人が
躊躇なく、
さっと自分の財布を出して$60~70を渡しました。
さっと自分の財布を出して$60~70を渡しました。
「足りない分は、僕が出すよ!」
とタクシードライバーも応えます。
「あっ!私何やってんだろう?!」
一瞬、ハッと我にかえりました。
最後になって、スマートじゃないけど、
私も財布から$20を出しました。
ひとまず一件落着。
タクシーに乗せたお年寄りを見送って
そのカップルと固い握手を交わしました。
奥さんから
「あなたたちはバケーション?
バケーション中の貴重な時間だったはず。
ハワイに住むすべての人を代表して
お礼を言います。
ありがとう。」
ご主人も
「アメリカ国民を代表して
ありがとう。」
と。
涙が止まりませんでした。
なんて自分は小さいのだろう?
「金・カネ・かね・・・」
はいやだけど。
素敵な「お金」に出会いました。
強いアメリカ
稼ぐアメリカ
は、
強くて優しいアメリカです。
稼ぐ分だけ活かすアメリカです。
フェアリー・テイルの"今"!!!
フェアリー・テイルの"これから"!!!
しっかり考えました。
オマケ1
小さな体で一緒に電動車椅子を押した
うちの7歳の長女。
電動車椅子のお年寄りの靴を持って歩いた
うちの4歳の長男。
「はばたけ!世界へ!~世界は大きいよ!~」
オマケ2
実はその後
偶然にそのカップルと再会しました。
笑顔で
「また会おう!」
と握手を交わし別れました。
どこかでまた会える気がします。
↑ハワイ島のマウナ・ケアから見た夕日。~ハワイは海だけじゃないよ~
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