【研修報告】人事院 国家公務員研修をさせていただきました(その②)
「ブライダルプロデューサーが講師を務める?!」
人事院 (国家公務員)
四国地区女性職員研修
の講師を務めさせていただきました。
研修タイトルは、
"思い"の力が未来を創る
~ これからキャリアデザイン~
☆ブライダルプロデューサーとして、
また創業社長として、
さまざまな困難に苦悩してきた経験が
少しでも地域の皆様のお役に立てれば・・・、
そういう思いでお手いさせていただきました。
今回の研修をお引き受けするにあたり、
17年間のブライダルプロデューサー、
そして経営者として【感覚的】な部分を
言語化し、体系化してみましたので、
ぜひ、ご紹介させていただきたいと思います。
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今回の研修内容を、何度かに分けて、
こっそりご紹介いたします。
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前回のご紹介ページで最後に登場したテーマ!!
☆☆☆
「なぜ?スタッフたちは、
創業間もない、
基盤が完備されていないわが社で
自主的に行動できていたのか?」
・・・今回の研修の1つ目の大きなテーマ・・・
☆☆☆
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◎私なりの結論は、
「自分の目標(なりたいイメージ)と
自分が属する組織の目標が、
同じベクトル上にあった(置いた)」
ということ。
(ベクトル?、どういうこと?
なりたいイメージ?、それ何なん?
すいません、それは研修を受けた方だけが知る特権。(笑)
でもヒントは、この後このサイトでもご紹介しますね)
※「マズローの欲求5段階」
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■創業スタッフの退職 ・ 次の世代がうまくいかない。
そんな優秀なスタッフたちも
やはり結婚や出産がきっかけで退職してしまいました。
○あるスタッフは、
結婚と同時にご主人が転勤、そのまま県外へ。
○あるスタッフは、
結婚後も勤務してくれていたが、
ご主人から「家にいてほしい」と言われ、
止む無く退職。
○あるスタッフは、
結婚、出産も経験し、
当社で初の産休育児休暇も取得したが、
子どもが2歳になるころ病気がちで、
自宅の近くで勤務すると退職。
・・・など、
創業期を支えてくれた優秀なスタッフを
数年で失ってしまいました。
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創業時から、女性の経営者だからこそ
「女性がここちよく働ける環境つくり」
と理想は唱えてきたものの、
社会通念や慣習などにおいては
まだまだ女性が働くことの難しさを痛感しました。
育児や介護なども、
行政レベルでは、
サポート体制が整いつつあるものの、
当事者の意識レベルで、
まだまだ女性が働くことが難しいのも
事実であることを実感しました。
また、教育の場においては、
男女平等に高等な教育を受け、
社会では男性と同様に能力を発揮できていても、
その知識や経験を十分に生かす間もなく
社会からの引退を余儀なくされている様子に
心を痛めます。
女性自身も、
社会通念や周囲の考え方に逆らって、
荒波立ててまで働くことを
切望していないのも事実なのかもしれません。
(ここはとても難しい問題です。
私も女性のですから、誤解を招きたくありませんが)
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↑今回の研修は、女性の国家公務員職員さん
総勢40名ほどでした。
四国四県からさまざまな職種の方々がお集まりです。
検察庁の捜査官さん、
少年鑑別所の専門官さん、
国税局の調査官さん
気象台の専門技術官さん
・・・などなど。
私たちが日頃、当たり前のように暮らせているのも
この方々が陰で支えてくださっているからですね。
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さて、本筋に戻りますが・・・。
創業メンバーの退職以降、
次の世代に入社してくるスタッフは、
今まで通りとはいかない。
創業スタッフは、
創業間もない基盤の完備されていないわが社で
自主的に行動してくれていたはずなのに・・・。
こんどは、自主的に仕事をしてもらえない。
仕事の標準化を図りマニュアルを作るが、
それだけの問題ではないみたい。
マニュアル化すればするほど、空回り。
更に、ブライダルプロデュース業は、
マニュアルで働ける部分と
マニュアルではなく、
お客様の気持ち次第で対応すべき部分がたくさんある。
「お客様のこころをくみ取ること・・・
私には"普通"にできるのに、
スタッフには教えてもできない。
感じない。・・なぜ?」
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「なぜ?
創業メンバーは何もなかったわが社でも
自主的に仕事ができていたのに、
順調に成長したわが社では
同じようにいかない?」
・・・今回の研修の2つ目の大きなテーマ・・・
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■コラム(本筋とは離れますが)
*「ライフワークバランスってホンマは、なんなん?」
当社のようなブライダル業界では、
商品やターゲットになるお客様の性質上、
女性スタッフの感性やきめ細かいサービスが必要。
ブライダル業界以外でも、
商品開発やサービス、営業、企画立案の場面などで、
女性ならではの特技や視点が、
求められているのではないか?
女性の働く環境を整備、切実な課題。
とはいえ、中小企業においては、
希望する勤務地への配属転換
(たとえばご主人が転勤したから転勤先へ)、
託児所設置などは無理。
産休や育児休暇を見込んだ
余剰人員を抱えることも不可能。
中小企業は、
人材採用のなかなか厳しく、
退職者や休暇取得の社員が出ても、
すぐに代替人員が確保できない。
そこで、中小企業ならではの(わが社ならでは?(笑))
『コマワリの効く』女性の就業体制を
試みてきたし、今もまだまだ模索しながら実行中。
≪わが社の取組み≫
○県外にお嫁に行ったスタッフに
メールやインターネットを利用し仕事にかかわってもらう。
○1日3~5時間、週2日程度の勤務。
これは、お客様の担当をするなど時間に追われる仕事は
担当しにくいが、内外ともに「人の利」で捗る業務には
向いている。
○子どもの事情
(今年の春には卒園・入学・受験を控えている)
家族の事情
(夫や両親が病気になった、仕事が忙しい)
が発生した場合は、事態が収束するまで、勤務体制を変更。
短時間労働にするとか、勤務日数を減らすなど。
○慶び事(喜ぶこと)は仕事よりも優先
家族や友人の結婚式の出席、
子どもの運動会・発表会、
場合によっては参観日・懇談会など・・・
慶び事(喜ぶこと)は、そっち優先。
○ワークシェアリング
これが一番難しかった(^_^;)。。。
従来、
正社員のプランナーたちが担当してきた業務を
カテゴリーごとに、パートに分け、
大きな「流れ」に落とし込む。
細分化されたパートごとに、
曜日ごとに
出勤してくる複数人パートさんが
業務をリレーしていく。
「男性が主要業務、女性は補助業務。」
そんなんナシ!!
だってうちはみんな女子ですから(*^_^*)
パートさんでも主力戦力です!(^^)!
「自分は本当にお客様に役に立っているのか?」
子育て中のパートさんだから、雑務ばかりなんてNO!!
業務が細分化されているので、
最初から最後トータルでってわけにはいきませんが、
しっかり、お客様に接して、
一緒に「慶び」を分かち合ってもらいます。
「ブライダルの専門の勉強したわけでもないし、
特にブライダルの仕事が好きってわけじゃないけど・・・?」
好きな仕事に一生就けるなんてまれの稀。
逆に好きで始めた仕事って、意外と嫌いになったら続けられない。
それより、今やってる仕事が、
「何」につながって、「誰」の役に立っているか、
それが明確なら、仕事って続けられる。
つまり
「生活も続けなきゃ、仕事も続いて、ナンボ。」
これが、私の考えるワークライフバランス!!
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今日のご紹介はココまで。
つづきは、
次回の「藤田徳子の幸せ会議」を
お楽しみにしてください(*^_^*)
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↑一番盛り上がったのは、
【 ダイエット 】、【 旅行 】、【 片づけ&料理 】のハナシ。
この研修で初めて顔を合わせた方でも、
この3つのネタだと、仲良くなれる
どこに行っても、やっぱり女子ネタです。
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【 今までの研修講師(実例) 】
>過去講師例①<
「男女共同参画推進シンポジウム」パネラー
~『同調』じゃなくて『協調』が大事。~
>過去講師例②<
高松市女性職員エンパワー研修
~お客様の喜ぶ!(^^)!こそ幸せです~
>過去講師例③<
『ふるさと婚』講演会 全国行脚中
~"町と人とがつながりを深めていく"~