【MICE／国賓パーティー／ユニークベニュー】（一社）四国華僑華人連合会 様「中華人民共和国 孔絃佑大使 歓迎レセプション」プロデュース（当日編）
中華人民共和国 駐日本国大使館 孔鉉佑大使ご夫妻、駐大阪総領事館 薛剣総領事を含むご一行様を歓迎するレセプションをプロデュースさせていただきました。
国賓をおもてしする極上のレセプション
会場は、栗林公園 商工奨励館
G7サミットも開催された「讃岐迎賓館」。
「栗林公園 商工奨励館」は、明治32年に香川県初の博物館として建立された文化財建造物で、現在、栗林公園のほぼ中央部に位置します。帝室技芸員・伊藤平左衛門氏による見事な近代建築様式で、100年以上の時を経て平成27年に、レセプションや結婚式、国際会議やイベント等に対応できるコンベンションホールを備えて、「讃岐迎賓館」としてリニューアルオープンしました。
国賓を迎える「ユニークベニュー」を貸切に！
リニューアル後は、G7サミット情報通信大臣会合、元岸田外務大臣主催各国大使昼食会、モナコ公国アルベール大公歓迎会…等が開催されるなど、香川県を代表する「ユニークベニュー」（※）として、国内外からの賓客を出迎えています。
- ※「ユニークベニュー（Unique Venue：特別な場所）」とは、「博物館・美術館」「歴史的建造物」「神社仏閣」「城郭」「屋外空間（庭園・公園、商店街、公道等）」などで、会議・レセプションを開催することで特別感や地域特性を演出できる会場。
中華人民共和国 駐日本国大使館 孔鉉佑大使ご夫妻、駐大阪総領事館 薛剣総領事を含むご一行様という大事な国賓を出迎えたこの日、栗林公園の閉園と同時に、レセプション会場となった商工奨励館（讃岐迎賓館）のみ開館し、園内は関係者のみで貸し切りとなりました。
文化財庭園である栗林公園、歴史的建造物である商工奨励館（讃岐迎賓館）の貸し切りは、国賓をおもてなしする『最高の演出』となります。
お料理は、この日のためのオリジナルメニュー
四国・香川県の食材をふんだんに日中友好の思いをカタチに。
お料理は、中華人民共和国と日本国の友好の証として、中華料理と和食の折衷料理。四国・香川県の豊富な山の幸、海の幸を贅沢に使用し、この日のために、当社・フェアリー・テイルがプロデュースしたオリジナルメニュー「四国美食のおもてなし」です。
プロデューサーが厳選した香川県を代表する料理人の饗宴。
テーブルの中央に大皿料理を置く従来の中華料理のスタイルではなく、各料理を西洋風に美しく盛り付け、コース料理のように提供する「nouvelle chinois（ヌーベルシノワ）」としました。中華料理の「味が濃く、油っこい」というイメージを払拭し、素材が持つ繊細な味わいを引き出すことにこだわって、プロデュースいたしました。
「四国美食のおもてなし」（フェアリー・テイルのオリジナルメニュー）
- 前菜
- 香川県産オリーブ夢豚でチャーシュー、香川県産オリーブ地鶏の蒸し鶏、中国大連産特級クラゲの酢の物
- 造り
- 瀬戸内産造り三種盛り（あこう、あおり烏賊、平貝）
- スープ
- 気仙沼産フカヒレのスープ
- 点心
- 春巻き 水餃子
- 魚料理
- 徳島県産伊勢海老のチリソース
- 肉料理
- 香川県産オリーブ夢豚で酢豚
- 寿司
- 手まり寿司六種（瀬戸内産鯛、瀬戸内産鰆、讃岐コーチンの錦糸卵、香川県産椎茸、香川県産アスパラ、徳島県産茗荷、徳島県産柚子を使った酢飯）
- デザート
- 和生菓子（梅の花）、中華胡麻団子、抹茶
中華料理を担当したのは、「広東料理 楓林」（高松市大工町）の関シェフ。和食を担当したのは、「料亭 二蝶」（高松市百間町）の山本総料理長。
国賓をおもてしする極上のレセプションのプロデュースだからこそ、この夢の饗宴が実現できたのです。
四国・香川県の訪問は初めてだという孔鉉佑大使のために、四国・香川県の最高級の食材を使用。また、当日は中国の旧正月・春節にあたり、慶事には欠かせない「春巻き」「餃子」を、さらに、孔大使の故郷が中国の東北地方とのことで大連産のクラゲも取り入れ、会の趣旨や出席者のエピソードにちなんだオリジナルメニューとしました。
アトラクションは、中国と日本の“絆”と“縁”の歴史を辿るオリジナル演出
「中華人民共和国 孔絃佑大使 歓迎レセプション」では、アトラクションは3つ。レセプションに華を添えるだけでなく、中国と日本の“絆”と“縁”の歴史を辿る意味深い演出をプロデュースしました。
日中両国を繋ぐ東洋の美しい伝統文化「書道」。
香川県立高松西高等学校 書道部による、書道パフォーマンス。
古く、中国より学んだ書道は、現在、日本の若者たちに受け継がれ、活力あふれるダンスと見事に融合させています。
香川県立高松西高等学校書道部は、香川県内の書道パフォーマンス大会では、優勝のほか常に上位にあり、全国大会には5回連続、通算8回出場し、3度準優勝を果たす名門・書道部です。
日中両国を繋ぐ、東洋の美しい伝統文化・書道が、新しい時代のパフォーマンスとして進化し、新世代の日中友好の魅力の演出となりました。
高校生による熱演に感激した駐日孔大使、駐大阪薛総領事が、パフォーマンスを終えた高校生のもとに駆け寄り、記念撮影を申し出られるという幸せなハプニング。中国の偉大なる歴史に敬意を表するアトラクションとなりました。
「うどん県・香川県」のルーツは中国にある、「讃岐うどん」。
讃岐うどん職人・久枝了氏による、手打ちうどんパフォーマンス。
讃岐うどん職人・久枝了氏が、うどんのタネを足踏みする様子を披露し、中国側の来賓の皆さんから拍手がわきました。
その後、大使自ら、麺棒を手にうどんを伸ばす実演にチャレンジされると、日本側の出席者から大きな拍手です。
大使自らが伸ばしたうどんを、ご自身で切り、さらに大使夫人がサポートに。
うどんのルーツをたどると、日本から中国に渡った遣隋使、遣唐使が、中国から唐菓子（からくだもの）の一種の「こんとん」を持ち帰ったところにあると言われています。讃岐地方は空海の故郷で、遣唐使と共に中国へ渡った空海が、うどんの技術を日本に持ち帰り、貧しかった故郷の人々を救ったと言われています。
現在、讃岐うどんが香川県のソウルフードで、香川県が「うどん県」になったのも、元をたどると中国にある、そんな日本と中国の“縁”の歴史を表現するパフォーマンスとしました。
中国のお正月には欠かせない、おめでたい舞、「中国獅子舞」。
「神戸華僑總會 舞獅隊（こうべかきょうそうかい ぶしたい）」による、中国獅子舞の演舞。中国獅子舞は、祝い事には欠かせない、おめでたい舞で、舞の途中に獅子に噛まれると「無病息災・商売繁盛」など験（げん）を担ぐと言われます。出席者全員の頭を噛んで歩き、会場を沸かせました。
この日の獅子舞の演目は、中国南方系の南獅（ナンスー）。カンフーの練習種目の一つであり、香港映画などでもよく見られるアクロバティック演技です。スリリングなハードアクションで、レセプションのラストシーンを華やかせることが出来ました。
装飾やアイテム類も、会の趣旨に合わせたオリジナル制作
テーブルコーディネイトは、「nouvelle chinois（ヌーベルシノワ）」。
テーブルの中央に大皿料理を置く従来の中華料理のスタイルとは異なり、各料理を西洋風に美しく盛り付け、コース料理のように提供する「nouvelle chinois（ヌーベルシノワ）」としました。
但し、人と人との間隔が狭く、コンパクトな配席を好む欧米の方と異なり、中華系民族の方の場合、格の高いパーティーでは広く大きなテーブルを良しとされることから、テーブルサイズはかなり大きめにセッティングしています。
中国の装飾小物を取り入れ、装飾テーマカラーは、赤。
今回のレセプションでは「中国提灯」や「中国結び」を装飾に加えています。
中国では春節には「繁栄と幸運」を意味する大きな提灯を灯します。中国結びは、中国の伝統工芸品で縁起物。また、赤は「福を招く最高におめでたい色」とされることから、装飾の基本カラーとしました。
■クライアント／一般社団法人 四国華僑華人連合会 様
■事業名／中華人民共和国 孔絃佑大使 歓迎レセプション
■トータルプロデュース／プロデューサー 藤田徳子（株式会社フェアリー・テイル）
■事業内容／
・総合企画・運営（コンセプト設定、企画書および進行台本作成）
・料理プロデュース（料理人のアサイン、献立メニューの設定、食材の選定など）
・アトラクションプロデュース（パフォーマーのアサイン、演出進行など）
・設営プラン制作（サイン計画、配席テーブルコーディネイト図面制作など）
・装飾プラン制作（フラワーコーディネート、席札・メニュー表デザインなど）
・警備計画の補助（館内レイアウト作図、園内導線作図、香川県警察提出書類作成）
・栗林公園対応、行政対応
・テクニカルスタッフのコーディネイト（照明、音響、司会、設営）
■CAST・PERFORMER／
・書道パフォーマンス（香川県立高松西高等学校 書道部の皆さん）※特別出演
・讃岐うどんパフォーマンス（久枝うどん 店主 久枝了）
・中国獅子舞（神戸華僑總會 舞獅隊）
■協力／
・警備（警視庁、香川県警察）
・会場（香川県、栗林公園観光事務所)
